内容説明
本当に“カニコー”は現代日本の写し絵なのか?作家・小林多喜二と『蟹工船』混迷する世相に鈴木邦男が鋭く切り込む!対談「筆坂秀世氏に聞く小林多喜二と共産党」収録。
目次
「使い捨て」にされた多喜二
多喜二は「左翼陣営統合の象徴」だ
これは“革命小説”なのだ!
右翼も『党生活者』から学んだ
この小説の主人公は「団結」だ!
「生存権」と天皇制
対露恐怖症と“愛国心”
サボ。そして、ストライキ成功!
『蟹工船』の死。多喜二の死
多喜二と天皇と里見岸雄
では「天皇制」をどうするか
著者等紹介
鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年福島県生まれ。67年早稲田大学政治経済学部卒業、70年同大学大学院中退。72年「一水会」設立(74年まで産経新聞社に在籍)。99年まで一水会代表であったが、自身の発言に関して“個人責任とる”ことを重視し現在は顧問の位置にある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。