よりみちパン!セ
14歳からの仕事道 (増補改訂)

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781690117
  • NDC分類 K366
  • Cコード C0095

出版社内容情報



玄田有史[ゲンダユウジ]
著・文・その他

内容説明

いい仕事をするとは、他人の痛みや悲しみがわかること。いっしょに何かを感じようとすること、いっしょに歩こうとすること。そんな思いが、本当の「仕事道」と「希望」とを作り出す。

目次

第1章 まだまだ「働く」なんてこれからのアナタへ
第2章 チャンスのつかみ方
第3章 仕事に立ち向かうために
第4章 働くなかで起こること
第5章 二十代ですべきこと
特別章 学校をやめた人へ

著者等紹介

玄田有史[ゲンダユウジ]
1964年島根県生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。高齢社会が進み、中高年の就業確保が声高に論じられるなか、若者の失業の実態に迫って雇用の本質的な問題を提起した『仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在』(中央公論新社)により、日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

59
スポーツ選手で優れた成績を出す選手は、日々切磋琢磨し誰にも負けないという自信を持っている。彼らは自分の強さを確信していると同時に、逆に自身の弱さを誰よりも認識している。仕事においても、営業や企画でたまたま成功する事もあるが、失敗や無力感を実感する事も多くあるだろう。そして、本当の成功は、自分自身の弱さと正面と向かい合えた人間が、極稀に自分の力を超え、苦しい試練を乗り越えた時にのみ与えられるものらしい。仕事は、真面目すぎでもなく、気楽すぎでもなく「ちゃんといい加減に生きる」が重要である・・・らしい。 2013/12/07

Aoki

6
14歳にも当然いいですが、24,34,44,54,64,74歳で読んでもいいんじゃないかな。勉強も仕事も「ワケわからんこと」の連続であることを認識し、行動を続け模索し、つながりを大事に、混乱の前にうろうろして助けてもらったら感謝をし、トラブルはつきもの、努力が常に報われるとは限らないし、評価されないかもしれないけれど、一人で苦しむことはないし、誇りを持てるようもがき続け、「のりしろ」を残しつつ、痛み悲しみ苦しさに共感し、夢や希望を探し続けよう!2013/08/24

hisakodosu

4
14歳でこの本を手にしたとしたら相当いけてる中学生ですね。大学教授は就職活動したことないから読み手の状況によっては響かないかも。何故学校で勉強するかについては共感。2014/09/07

Chestnut

4
求職活動では「個性的でユニークな人材を求めます」と言われているが、社会ではそんな個性的な人が本当にいたら、扱いにくくて困ってしまう、という点に共感した。個性や専門性などはなくても、ちゃんと生きていける。十分、充実した人生を送ることができる。ここでいう「充実」とは、自分なりにできることを精いっぱいやって生きることで得られる達成感。著書のいう、「ちゃんと、いい加減に生きる」ことは、自分の頭で考動して、本質を見極めて生きることと。良いメッセージを受け取ったな。ちゃんといい加減に生きよう。2014/02/19

もりりん

3
いい仕事をするとは、他人の痛みや悲しみがわかること、その苦しさをほんの少しでも和らげようとすること。仕事道にゴール(到達地点)はありません。あるのはひらすらプロセス(途中)だけ。探し続ける事こそ、仕事道!初版は随分昔に読み、今回は増補改定版を読んだが、あとがきは大人が読んでも、感じるものがあると思う。2021/07/02

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