イースト新書<br> 清和会秘録

電子版価格
¥997
  • 電書あり

イースト新書
清和会秘録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 366p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650586
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報



大下英治[オオシタエイジ]
著・文・その他

内容説明

清和会は、安倍晋三総理が後継者と自認する祖父・岸信介元首相の十日会(岸派)を源流とし、当時の自民党の領袖・福田赳夫を中心に一九七九年に結成された。一九七二年、田中角栄と福田がポスト佐藤栄作を争う激しい派閥抗争いわゆる「角福戦争」が勃発。ロッキード事件後、田中派から竹下派(経世会)による支配が長く続き、清和会は傍流に追いやられる。が、二〇〇〇年に森喜朗が政権の座に就いて以降、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と四代続けて総理を輩出する。五人の総理を輩出した自民党最大派閥の深層に迫る!

目次

第1章 角福戦争と清和会(角福戦争と清和会の精神;福田赳夫さんは理想家だな ほか)
第2章 悲劇のニューリーダー安倍晋太郎(善人・安倍晋太郎;中曽根裁定―「竹さん先にやれよ」 ほか)
第3章 平成の清和会―傍流から主流へ(派閥の離合集散史;四代連続、総理を輩出 ほか)
第4章 最大派閥・清和会の苦悩(第一次安倍政権発足;静観をしろ ほか)
第5章 第二次安倍政権と清和会(菅義偉、安倍晋三を口説く;町村か安倍か ほか)

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年広島県に生まれる。一歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。『小説電通』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

8
今まで政界などというものに、あまり興味はなかった方だけれど、昨今ニュースを見たり本を読んだりて、諸外国の、特にアメリカの政界のことなど、少し見えてきたような気が。ところで、日本はどうなっているの?と思い、読んでみました。  (なるほど、森さんって、結構親近感持てる感じ?ww) 政治家同士が、どういうことで接点を持ったり離れたりするのか、とか、少しわかってきました。 そして、安倍総理。第一次安倍内閣では、いいひと晋太郎お父さんの遺伝子が前面に出て、今はちょい?ワル岸信介の遺伝子で頑張っておられるらしい。2019/08/11

やす

2
小泉首相が凄すぎたんだ・・・・としか言えない。インタビューを基に書かれている部分が多いのでドキュメンタリー番組を脳内再生しながら読む気分だった。2016/03/04

okadaisuk8

2
安倍晋三首相の所属する自民党最大派閥・清和会について、人間くさい派閥争いを広げた角福戦争から、小泉氏台頭を経て、最近の安保法制や戦後談話に至るまでを振り返る。すぐに読めるし、ありがたい。ちと全体的に森喜朗氏に良く書かれ過ぎのような気がするが(笑) 2015/11/30

湘南☆浪漫【Rain Maker】

1
馳浩も所属。 ここ最近首相を連続して送り出しているので、プロレスでいうところの新日本かな(笑)2019/07/02

ゆきまさくん

1
岸信介を源流とし、自民党初の総裁予備選敗北後に福田赳夫によって作られた清和会。 田中派~竹下派につながる経世会主流の時代には傍流だった。 今や森首相以後4人の総理・総裁を輩出する最大派閥へと変貌を遂げた経緯がわかる。 この派閥の栄枯盛衰、毀誉褒貶はどの組織にもあてはまるんだと思う。 清和会は果たして、次なる総裁候補を育て上げることができるのか。2018/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9880217
  • ご注意事項