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イースト新書
「週刊現代」編集長戦記

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  • サイズ 新書判/ページ数 342p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650463
  • NDC分類 051
  • Cコード C0230

出版社内容情報



元木昌彦[モトキマサヒコ]
著・文・その他

内容説明

スクープ戦争の裏側で何が起こっていたのか?名物編集長はいかにしてスクープをものにしたのか。その取材テクニックと後日談など、創刊以来最高発行部数一五〇万部の金字塔を打ち立てた「日本一危険な編集者」が、「雑誌ジャーナリズムを死なせるわけにはいかない」という悲壮な決意のもと、これまで話せなかった内幕をすべて明らかにする。

目次

第1章 「危険な編集者」の交遊録(昭和の三大スーパースターとの出会い;私の編集者人生を変えたスターたち)
第2章 週刊誌が元気だった時代(私が見た戦後凶悪犯罪の真実;私が見た戦後政治の真実;わが編集者人生「最大の危機」)
第3章 第五代『フライデー』編集長(「日本一危険な編集長」の誕生;私が立ち会った「冷戦終結」の現場;わが闘争)
第4章 第一八代『週刊現代』編集長(仇敵・小沢一郎との戦い;「ヘア・ヌード」の時代;私の雑誌ジャーナリズム論)
第5章 編集者人生最大の「独占スクープ」(「坂本堤弁護士一家殺害事件」の実行犯独占インタビュー;麻原彰晃被告の自白調書全文一挙公開)
第6章 インターネットとジャーナリズム(『Web現代』の創刊;「無人の荒野」を突っ走れ ほか)
特別対談 元木昌彦×佐野眞一「雑誌ジャーナリズムの“危機”を語る」(『週刊朝日』連載打ち切り問題に見る週刊誌の危機;百田尚樹氏をノンフィクション;「人間」を描けなくなった週刊誌)

著者等紹介

元木昌彦[モトキマサヒコ]
1945年新潟県生まれ。早稲田大学商学部卒。1970年講談社入社。月刊「現代」、「婦人倶楽部」、「週刊現代」を経て、1990年「FRIDAY」編集長。1992年から1997年まで「週刊現代」編集長・第一編集局長、1999年オンラインマガジン「Web現代」創刊編集長。2006年講談社を退社し、2007年「オーマイニュース日本版」編集長・代表取締役を経て、現在は出版プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Z

4
著者と同時代の方なら懐かしいと思うだろうか。私の興味は、著者のネットと週刊誌の融合の試みにあるが、取り組みは困難で失敗した。「オーマイ」という韓国発の市民参加型のネットメディアの、日本版に著者はたずさわったが、結局たちゆかなくなった。著者いわく、文化の違いという。韓国の場合、批判的なコメントに対し、さらに反論し、論争に発展しその過程が楽しめるが、日本だとコメント寄せられるのが、嫌らしい。過去のニュースがそのまま風化して振り返られることがないが、紙と別に、Web上で繰り返し話したりする場があってもいいかなと2015/05/27

tecchan

2
「週刊現代」編集長として、時には権力とも対峙、数々のスクープを連発した名物ジャーナリストの回顧談。スクープの裏側が知れて面白かった。活字媒体の冬の時代、ノンフィクションや週刊誌のあり方、役割を考えたい。2017/03/22

anken99

1
一気読み。週刊現代の売上を一気に伸ばしたカリスマ編集者の自叙伝。政治問題からオウム、あるいはヘアヌードに至るまで、止まることなく突っ走った男が振り返る。週刊誌の凋落がまかり通る今、本書に書かれていることは昔話にすぎないのかもしれない。しかしながら、見城徹しかり、名物編集者というのは、バイタリティあふれる生き方をしているものだと再確認。多少なりとも、まだまだ足りないなと自戒すら覚えてしまう良書だと思った。2018/06/12

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