出版社内容情報
山口香[ヤマグチカオリ]
著・文・その他
内容説明
ロンドン五輪では、史上初の男子金メダルゼロに終わった日本柔道。金メダル量産が期待された女子もたった一個という、明らかな強化の失敗は何を意味するのか?女子代表監督による暴言・パワーハラスメント問題をはじめ、次々と不祥事が明らかとなる全柔連という組織の問題点は何か。なぜ、全柔連と講道館のトップが同一人物で、権力が集中しているのか。世界に目を向けると、次々とルール改正を強行する国際連盟の実態はどうなっているのか。いま、日本と世界の柔道をめぐるさまざまな構造問題が明らかになる。
目次
第1章 ロンドンオリンピック総括
第2章 独裁政権下の国際柔道連盟
第3章 日本柔道の転換点
第4章 柔道における教育と体罰
第5章 柔道の本質とは何か
第6章 柔道の未来を考える
特別対談 岡野功×山口香
著者等紹介
山口香[ヤマグチカオリ]
1964年東京都豊島区生まれ。筑波大学大学院体育学修士課程修了。筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授。女子は欧米のほうがレベルが高かった時代に、日本女子柔道のパイオニアとして世界と渡り合った。主な成績として、全日本体重別選手権10連覇、世界選手権金メダル1回、同銀メダル4回、ソウル五輪銅メダルなど。1989年引退後はイギリス留学を経て、指導者として筑波大学女子監督、全日本代表コーチなど歴任。全日本柔道連盟強化委員、日本オリンピック委員会理事、東京都教育委員会教育委員。現役時代のニックネームは「女姿三四郎」。講道館六段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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白バラ
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