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イースト新書
被災地から問うこの国のかたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650012
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0230

出版社内容情報



玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
著・文・その他

和合亮一[ワゴウリョウイチ]
著・文・その他

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
著・文・その他

内容説明

平時のシステムと論理でなにが復興か!福島を代表する三賢者が魂の底から問う「この国の病根」。

目次

第1章 言葉の力を信じてふくしまからの提言
第2章 溶融する原発周辺地域の市町村
第3章 福島に生きる福島を生きる
第4章 福島が始まりの土地になる
第5章 震災二年を語る

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。作家。福聚寺住職。さまざまな職業を経験したのち、2001年『中陰の花』第125回芥川賞を受賞。2011年東日本大震災後、政府の復興構想会議委員を務める

和合亮一[ワゴウリョウイチ]
1968年福島市生まれ。福島大学教育学部卒業。詩人。高校教師。第1詩集「After」で第4回中原中也賞受賞。第4詩集「地球頭脳詩篇」で第47回晩翠賞受賞。2011年3月11日の東日本大震災以降、ツイッター上で四重苦の福島の現況を詩で発表

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年東京生まれ。東京大学文学部卒業。民俗学者。学習院大学教授。福島県立博物館館長。1999年『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞受賞。2008年同書で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2011年東日本大震災後、政府の復興構想会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キキハル

25
今さら震災関連の本なんて。そう思いながら読んでみた。三人での鼎談と講演の記録である。各人の立場から話される言葉には説得力があった。大切なのは、30年後、50年後の日本の姿を思い描いた施策をすること。それなのに復興構想会議がたったの二か月半で解散していたことなどまったく知らなかった。実際やはり多方面で温度差はある。現地に立ちそこの空気を呼吸していない人間には絶対にわからない。放射線量も除染も風評被害も。どれほどイメージを繋ぎ合わせても現実の1%にもならない。だからせめて本を読む。生の話も是非伺いたいと思う。2013/07/16

ジーク

3
震災は、まだまだ終わっていません。これからの世の中を考える上で大切なことは何かを問われています。2014/01/13

mayumi

2
「りっぱないわてをつくってくれ」と言い残し、海に沈んだ方の話を読んで、涙が溢れた。と同時に申し訳ないと思った。2年もたっているのに遅々としか進まない原発処理、被災者への対応。立派な日本とは言えない現状。何もできていなくて、悲しくなる。2013/10/03

どら猫さとっち

2
東日本大震災は、まだ終わってない。特に福島は、原発事故が起きて、多大な被害を及ぼした。そんな福島に所縁のある識者が問う、これからの復興について、この国のかたち。日本全国の人たちに、是非読んで考えて欲しい。被災地の人たちに何か必要で大切か、本書を通して見つめ直すべきではないか。まだ復興が滞っている現在、本書を世に送ったことは大きい。2013/08/05

いっちー

0
2013年7月21日、八重洲ブックセンターでの和合亮一氏の講演会「3・11と福島の今」に参加。和合氏の詩の朗読に圧倒されました。2013/08/05

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