インターネットで死ぬということ

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インターネットで死ぬということ

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781615332
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報



北条かや[ホウジョウカヤ]
著・文・その他

内容説明

何気ない、悪意のない一言が、なぜ怒りを買ってしまうのか?2014年、大学に通いながら潜入調査をして執筆した『キャバ嬢の社会学』で鮮烈なデビューを果たした社会学者・北条かや。しかし、その2年後、twitterの炎上騒動から自殺未遂をし、休業を余儀なくされた。これまでに読んだ社会学の本の論点と重ね合わせながら、「評価経済社会」のなかで悪戦苦闘した体験を赤裸々に描く。

目次

序章 インターネットで死ぬということ―「炎上」で折れた心
第1章 文学少女が田舎で生きるということ―小学生時代
第2章 スクールカーストで勝者になるということ―中学生時代
第3章 オタク少女がギャルよりモテるということ―高校生時代
第4章 社会学で出世を目指すということ―大学生時代前半
第5章 女が社会学をフィールドワークするということ―大学生時代後半~大学院生時代
第6章 社会学者が社会で働くということ―社会人時代
第7章 「評価経済社会」で成功者になるということ―フリー時代
第8章 誰も私を殺せないということ―「炎上」からの復活

著者等紹介

北条かや[ホウジョウカヤ]
1986年、石川県金沢市生まれ。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2014年、みずからキャバクラで働いて調査した経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)が話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

42
ネットで炎上して自殺未遂したライターさんの自伝的エッセイ。生きづらさを抱えてたという小中高時代のくだりは、そこそこ勉強ができてわりかしモテててしかも周りをすごく見下す書き方してるので、この人は…ってキモチになります。大学以降はいかに社会学の勉強をしたかの自慢なので読んでて面白くない。そしてその勉強があんまり役に立ってないんじゃないの? 肝心の炎上に関してはあまり記述なし。なので炎上の経緯を知ってる人も知らない人(世の中の多数)にも中途半端な本、なので借りても買うな。2017/05/13

Gemi

19
タイトルに興味があって借りてみたのだが、このタイトルで私が想像する内容ではなかった。読んでみると、この著者の自伝的考察といった印象。そして誰しもが経験する中高生によくみられるヒエラルキー等マジョリティな経験をつらつらと述べている。社会学を修めただけあってよくまとまってはいるが、この著者の事や出版本については全く無知だからなのかちょいちょい鼻につく。んー、自分には読む必要がない本だったと思うと言うのが正直な読後の感想。著者が自分に近い人とかなら興味を持てたが、やはり赤の他人なのでそこまで興味が沸かなかった。2017/09/11

hiratax

8
アンチの視点から読めばツッコミどころ満載なんだろうけど、正直な本では。中学時代に父親の書棚にあった大塚英志と東浩紀から「そういうもの」に興味を持ち、高校の図書館で竹田青嗣を読んで「哲学にハマり」、上野千鶴子を知って「社会学にハマる」同志社から京大大学院を目指して勉強会にも参加。こういうサロン的な文化が、京大周辺にあるのはうらやましい。京都は東京に比べ街が狭い分、人と人も出会いやすいのだろうか。京都の大学生活って一つの憧れだが、今繰り返そうにもできないよな。2017/07/15

shin.y

8
人の怒らせ方を身に付けつつ、「嫌悪感」というのを肌で体験できる貴重な一冊。学生時代の回想では、お世話になった先輩や地元の人たちをさらっと見下す文章のセンスが光る。労働者階級の言語コードまで身に付けて・・といった涙を誘いながらも階級的に下へと見下す表現も見逃せない。学生時代の次は大学・院生時代の回想だが、怒涛の専門用語羅列と文献引用によってインテリジェンスのひけらかし、というテクニックに見事にシフトする。ラストの自殺未遂はダイナミックに描写されており、ビジネス自殺によって燃料を投下して幕を閉じている。すごい2017/05/11

くるまやさん

7
関わりたくないし考えることもやめようと思った2017/04/19

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