はじめての福島学

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はじめての福島学

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  • サイズ B6判/ページ数 412p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781613116
  • NDC分類 302.126
  • Cコード C0036

出版社内容情報



開沼博[カイヌマヒロシ]
著・文・その他

内容説明

人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域…福島の問題は放射線ではなく、「地方」の問題である。福島から日本の「地方」がみえる。

目次

01 復興(復興が「早すぎた」弊害も大きい;復興予算の問題とは何か;予算分配は「白」か「黒」かだけではない ほか)
02 人口(福島の人口流出は10倍誤解されている;避難者は県内に戻りつつある;制度から漏れ落ちる「マイノリティ」の県外避難者 ほか)
03 農業(「定番ネタ」が人の目を引かなくなった時に;センセーショナリズムが煽るのは、恐怖と憤怒;吉田調書問題に象徴されるセンセーショナリズム ほか)
04 漁業・林業(漁業は震災前と比べてどれだけ回復しているか;回復は「57%」「9%」―なぜ答えが二つあるのか;色々な漁港に水揚げする故、数字の違いが出てくる ほか)
05 二次・三次産業(福島に一次産業従事者は多いか?;「福島=電気で成り立ってきた」も間違い;それでも一次産業に注目すべき理由 ほか)
06 雇用・労働(復興需要で雇用は活性化;人材不足は「工事関係」と「医療・福祉」;「宿泊旅行者」は3.11後に2~3割増)
07 家族・子ども(流産や先天奇形の割合は震災前後で変化なし;離婚率は下がり、婚姻率は上がる気配も…;出生率は全国最大幅のV字回復 ほか)
08 これからの福島(「ビッグワード」に頼らずに福島を語る;機関困難地域、避難指示区域、避難指示解除準備区域とは何か;「今は決められない」という立場も尊重を ほか)

著者等紹介

開沼博[カイヌマヒロシ]
社会学者。1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程在籍。専攻は社会学。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいろ

29
ボランティアに入った人が知人にも職場にもいるけれど福島ではない。なんだかタブーの地なイメージが私の中にあって。著者による、福島に対する世間のイメージってこうでしょ!に当てはまってます。はい。読んでわかったのは、福島の問題とされていることの多くは日本全体の各自治体が抱えている問題でもあるってこと。いくつかのキーワードを並べて福島を語るとわかった気になるけど、本当に今住民が求めていることとズレがあるってこと。地元目線で発信できる人の声を聞いて、善意の押し付けじゃない支援。考えさせられる。入門編でわかりやすい。2016/06/13

壱萬弐仟縁

29
話し言葉で書かれている。本書の目的:福島の問題について論理とデータを通した議論のベースの再設定(34頁)。イメージとは逆に、震災後、県外に流出していた人も戻りつつあるという(40頁)。データを見るべきであろう。重要箇所はゴシ太。人口減少も、意外ともちこたえているというのがデータで見えることらしい(48頁)。福島では人口が増えている(74頁~)。これはイメージとは真逆。人が住んでいない地域でも農業再開、出荷し始めている(117頁)。セシウム対策としてカリウムを撒布しているようだ(120頁~)。2015/06/21

あやの

28
住んでると体感的に解るような内容がほとんどだったが、やはり、全国向けにはここから説明しないとダメなんだなと、逆にびっくりした。確かに全国放送では取り上げないものね…でも、改めて「そういう見方があるのか!」と発見できたこともあり、有意義な本だった。現実をデータを基に解説していて解りやすい。遠くに住んでいる人ほど「福島だいじょぶ?」と思うだろうけど、それなりにやっている。ただ、データからだけでは見えない住民の微妙な心理的な部分はあまり触れてない。2016/02/22

ぐうぐう

27
目が醒めるような福島論だ。メディアが紋切調で伝える福島の姿。学者が物知り顔で語る福島の実態。曰く「福島からは人口流出が止まない」「農地が放射性物質で汚染されたので、破産する農家が増えている」「福島では失業者が続出している」等々。それらがいかに根拠のない言説で、事実とかけ離れているかを、開沼博は詳細なデータと取材により、丁寧に訂正していく。どうしてこのようなデタラメが流布されたのか。開沼は、他の被災地に比べ福島の問題は複雑で面倒くさいからだと説く。(つづく)2015/09/28

おさむ

23
あの震災から4年が過ぎたいまの福島を見つめ直し、学び直す好書。米の生産量や魚の水揚量、木材の生産量、地域の被曝量、観光客数等々、具体的なデータに基づく説明は説得力あり。ステレオタイプに陥りがちな思考を戒めてくれます。フクシマを「買う」、フクシマに「行く」、そしてフクシマで「働く」の好循環を地道に作っていければいいですね。2015/06/19

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