まんがで読破
アンチクリスト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 188p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784781604695
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報



ニーチェ[ニーチェ]
著・文・その他

内容説明

世界でもっとも信者が多く、『聖書』を教典にさまざまな地域で信仰されるキリスト教。しかし、その教典の裏には、一神教の矛盾と人々に及ぼす悪影響、そして「聖なるウソ」が隠されているという。キリスト教を信じて疑わぬ西洋人に、ひとりの老人が立ち向かう…!現代でも多くの論争を呼び、西洋文化の発展と繁栄の裏側をも暴きだす、ニーチェの問題作を漫画化。

目次

神の死
世界宗教の罠
イエスという偶像
戦争と科学
最終判決

著者等紹介

ニーチェ[ニーチェ]
1844‐1900。ドイツの哲学者。24歳の若さにして大学教授になり、27歳で第一作『悲劇の誕生』を出版。実存主義の先駆者であり、「生の哲学者」とされる。神、真理、自我などの既存の概念を逆説とも言える理論で提唱し、文学・哲学の分野に多大な影響をおよぼした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

8
さてはアンチだなオメーと聞くまでもない。「神は悔い改める者を許すとはすなわち、自分たちの言う通りにすれば許してやろうと言っているようなものではないか? 奴らは実にうまく神を利用していった」と浮浪おじさんがニーチェ思想を代弁。西洋文化を学びに来た日本人達にその腐敗臭漂う暗部を突きつける、漫画解説。伝えられてる矛盾したイエス像は弟子の誰もがイエス本人を真に理解できてなかった事態の結果と語るニーチェ流の、アンチキリストたる自分こそが本当のイエスに肉薄できるというロジックまできちんと再現。単なるアンチ以上の何か。2021/09/30

Taizo

7
ニーチェといえば、「俺ら人間は強え。強えはずなのに、キリスト教によってだめになってる。そうあの、弱いものの味方をするふりをして、その実弱者から高みを目指す『気概』を奪う、あの宗教によって!目を覚ませ、人類!俺らは強い!超人だ!」的な思想を持ってる感じで理解してる。この本なんかもその思想が強い。何せタイトルからして「アンチクリスト(その右手に神殺しを宿す超人)」なのだから。2021/03/27

おくてつ

7
まんがで読破を読破するシリーズ。 ニーチェはこのシリーズ3作目。 西洋文化の基礎となっているキリスト教は邪教なのか。 信仰してしまうと、盲目的になってしまう宗教を振り返り、批判する難しいテーマ。それが「宗教」じゃんって思ったりもするけれど、異端の新興宗教ならいざ知らず、キリスト教をぶった切ってしまうところがスゴイなとは思う。2018/07/22

ばっぱら

7
キリスト教を邪教、ルサンチマンであると強烈に批判。今読んでも衝撃的だが、当時の反響はすごかったんだろうなと。キリスト教の人たちからすると生き方全否定されているようなもの。2015/08/29

ふろんた

7
キリスト教信仰におけるアンチテーゼとしてわかりやすく書かれていた。が、読み物としてはあまり面白くなかった。2012/08/16

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