罪と罰

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781600208
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C0095

出版社内容情報



本村洋[モトムラヒロシ]
著・文・その他

宮崎哲弥[ミヤザキテツヤ]
著・文・その他

藤井誠二[フジイセイジ]
著・文・その他

内容説明

死刑、裁判員制度、精神鑑定、性犯罪、メディア、権力、国家―事件から10年、初めて明かす不条理との戦いのすべて。「光市母子殺害事件」判決文、全文収録。

目次

十年間の最後に―「まえがき」に代えて
第1章 弁護士たち
第2章 事件発生
第3章 死刑とは何か?
第4章 脳と犯罪
第5章 テレビが伝えたこと
第6章 闘いの果てに
「光市母子殺害事件」判決文(全文)

著者等紹介

本村洋[モトムラヒロシ]
1976年、大阪府生まれ。会社員。福岡県の中学、高専を卒業後、広島大学工学部に編入学。98年、同大学を卒業後、新日本製鐵株式会社に入社(現在、新日鐵住金ステンレス株式会社へ転籍)。99年4月、事件に遭遇。その後、会社員として同社に勤務しながら、犯罪被害者の権利拡充を目指した活動を続ける。「全国犯罪被害者の会(あすの会)」幹事も務める

宮崎哲弥[ミヤザキテツヤ]
1962年、福岡県生まれ。評論家。慶應義塾大学文学部社会学科卒業。同大学法学部法律学科中退。論壇誌での執筆活動、テレビのコメンテーターなど、様々なメディアで活躍中。政治・社会問題からサブカルチャーまで幅広い分野を論ずる

藤井誠二[フジイセイジ]
1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。高校時代から様々な社会運動に参加し、文筆活動に入る。当事者に伴走しながらの綿密な取材に定評がある。大学でも講座を持ち、テレビやラジオでも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

22
 裁判に当事者以外の思惑が持ち込まれた結果、どうにも複雑になってしまうようだ。2017/03/13

James Hayashi

20
示唆に富んだ内容。光市母子殺害事件の被害者家族の本村さんと2人のジャーナリストとの対談。少年法は罪を犯した少年を守るだけで、被害者のことを全く考えていない。死刑と無期懲役の間に絶対的終身刑の適用と米国のように刑罰の等級化が必要と説く。死刑判決を出す裁判官の苦悩も見て取れる。この事件が注目を浴びる理由。加害者が未成年であったこと、弁護団が変わり罪を否定しだしたこと。また本村氏は単に加害者に報復を願うのでなく、犯罪抑止を願い"戦う被害者家族"として言論の矢面に立つ。死刑制度の有無を考えさせられる。 2015/11/03

ラルフ

5
以前あるHPで事件後の彼の恋愛や生活などを批判する人達が『新しい彼女もいて、イイ服着て高級バイクに乗って、被害者家族ってだけであんな生活が出来るなら誰か俺の妹殺してくれ(笑)』なんてくだらない奴らだ…。被害者家族と言うだけで幸せはダメ?趣味を楽しんではダメ?被害者=世捨て人で無ければ同情に値しないのか…。まずはこんな間違った社会が変わらきゃ犯罪被害者の救済など難しい。だから彼なりにこの十年間語りたくても語れなかった沢山の思いがあったんだろうなと感じた。早く彼に安息の日が訪れることを心から願ってます。2009/11/08

ヤギ

3
「僕は生き様で示して、彼は死に様で示さなければいけない」本村さんの心の傷は完全には修復できないと思いますが、心を殺されることなく残りの人生を歩んでいってもらいたいです。殺されたふたりの分までも幸せに・・・。2010/01/11

tokomokomo

2
罪を憎んで人を憎まず。2018/03/01

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