要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月28日 22時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780801712
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』を山形浩生が完全要約。山形浩生による解説と、経済学者・飯田泰之による解説も収録。

ケインズが1936年に執筆し、その後の世界経済運営を一変させた『雇用と利子とお金の一般理論』(The General Theory of Employment, Interest and Money)を山形浩生が完全要約。

1929年から始まった世界恐慌を受けて書かれた『一般理論』は、2008年のリーマン・ショックから続く世界同時不況の状況で、さらに有効性を増している。

原文のすべての段落を1段落ごとに要約した「完全要約」とともに、巻末には要約・翻訳の山形浩生自身による解説と、経済学者の飯田泰之による解説を新たに収録。

これまでで一番読みやすいケインズ『一般理論』です。

能書き 山形浩生

序文

第I巻:はじめに
 第1章 一般理論
 第2章 古典派経済学の想定
 第3章 有効需要の原理

第II巻:定義と考え方
 第4章 単位の選び方
 第5章 産出と雇用を決めるものとしての期待
 第6章 所得、貯蓄、投資の定義
 第7章 貯蓄、投資の意味をもっと考える

第III巻:消費性向
 第8章 消費性向: I. 客観的な要因
 第9章 消費性向: II. 主観的な要因
 第10章 限界消費性向と乗数(ケインズ的公共事業、お金を埋めて掘り返させろと主張する章)

第IV巻:投資をうながす
 第11章 資本の限界効率
 第12章 長期期待の状態(美人コンテストとアニマルスピリットが登場する章)
 第13章 金利の一般理論
 第14章 金利の古典理論
 第14章おまけ マーシャルやリカードの述べる金利とは
 第15章 流動性への心理的・ビジネス的なインセンティブ
 第16章 資本の性質についての見解あれこれ
 第17章 利子とお金の本質的な性質
 第18章 雇用の一般理論再訪

第V巻:賃金と価格
 第19章 賃金の変化
 第19章おまけ ピグー『失業の理論』について
 第20章 雇用関数
 第21章 価格の理論

第VI巻:一般理論が示唆するちょっとしたメモ
 第22章 ビジネスサイクル[景気循環]についてのメモ
 第23章 重商主義、高利貸し法、印紙式のお金、消費不足の理論についてのメモ
 第24章 結語:『一般理論』から導かれるはずの社会哲学について


解説 飯田泰之

訳編者解説 山形浩生
 1 ケインズってだれ?
 2 ケインズは『一般理論』で何をしようとしたのか?
  2.1 それまでの経済学とは:基本は放置プレイの古典派経済学
  2.2 不景気って何?
 3 一般理論の主張とその活用
  3.1 一般理論のキモ:財や労働の需要が、お金の需給に左右される!
  3.2 IS-LM理論
 4 ケインズ経済学の興亡
  4.1 ケインズ経済学黄金時代とその崩壊
  4.2 古典派経済学の逆襲
  4.3 ニューケインジアン
 5 リーマンショックとケインズの復活
 6 『一般理論』と経済学の未来
  6.1 ケインズのご利益とは
  6.2 経済学の未来?
 7 謝辞

【著者紹介】
1883年イギリス生まれ。1946年没。
ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ卒。ケインズ経済学を確立した、
20世紀を代表する経済学者。
著作に『確率論』( A Treatise on Probability, 1921)、
『貨幣改革論』(A Tract on Monetary Reform, 1923)、
『貨幣論』(A Treatise on Money, 1930)など。
『雇用と利子とお金の一般理論』
(The General Theory of Employment, Interest and Money)は
1936年の著作。

目次

第1巻 はじめに
第2巻 定義と考え方
第3巻 消費性向
第4巻 投資をうながす
第5巻 賃金と価格
第6巻 一般理論が示唆するちょっとしたメモ

著者等紹介

ケインズ,ジョン・メイナード[ケインズ,ジョンメイナード][Keynes,John Maynard]
1883年イギリス生まれ。1946年没。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ卒。ケインズ経済学を確立した、20世紀を代表する経済学者

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京都出身。評論家・翻訳家。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。調査会社勤務の傍ら、幅広い分野で翻訳・執筆活動を行なう

飯田泰之[イイダヤスユキ]
1975年、東京都出身。エコノミスト。東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。駒澤大学経済学部准教授。内閣府経済社会総合研究所、財務省財務総合研究所客員研究員。専門は経済政策、マクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

27
ケインズ、山形、飯田の「ぶっちゃけトーク集」。紙幅の9割方をしめる「本体部分」についてはほとんど読んでません。"「一般理論」はいささかとっちらかっている。消費や需要の話があり、 雇用の理論があり、投資の理論があり、金利の理論があり、(中略) 結局この理屈でどうしろと?アレはダメ、コレはダメ、というのは わかったけれど" (P248の「訳者あとがき」より)2012/11/17

高橋 橘苑

19
私レベルのケインズ経済学初心者にとっては、有意義な要約書であった。改めて、著者がこの有名な古典を翻訳する意図も、解説を読んで理解できた。失業に対する処方箋、完全雇用実現の為の有効需要創出、人々の流動性選好とお金の量が金利を決定するということなど。又、低金利に伴う流動性の罠とIS-LMモデル等、特にリーマンショック以降の状況の中で再評価されている事も記されている。一方で、フリードマンの批評はインフレ問題だけでなく、ケインズ経済学だとどうしても国単位による大きな政府を志向してしまう点にあるのではないだろうか。2017/01/02

いつき

7
ほんとに簡潔に要約されてて読みやすい。 全章を訳しながら「ここは現代では当たり前だから読み飛ばしてよい」とか書いてあって気兼ねなく読み飛ばせる。 そのために目次やアブストラクトも工夫してあるので興味のあるところだけつまみ食いして読了。 2012/02/04

おおた

5
いわゆる難しい本はこういうふうに要約だけでも勉強になる、ということが分かる。目次以上、解説以下って簡単なようで難しい。2014/01/19

きゃれら

4
実際は、訳者の山形浩生氏がサイトに挙げているものを読んだんだけど内容は一緒なので。18世紀の国富論と並行して読んだので、議論が精緻化しているのを強く感じる。経済学はどうも科学になりきれておらず、その時の情勢(戦争直後とか大不況とかバブルの最中とか)の影響を強く受けていることがわかってきた。ケインズさんのみならず、スミスさんもマルクスさんもいいことたくさん言ってるので、みんなで読み直した方がいい気がしてならない。経済学部じゃもう教えないってほんと?2020/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4344927
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。