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出版社内容情報
著者と図書館との34年の「つきあい」から生まれた、30の論考集。
第一部『図書館をめぐる17の論考』では「大学図書館はどうなるか」、「図書館の自由とは何か」、「いま、いかなる図書館員が必要なのか」など、図書館をテーマにした論考を収録。
第二部『本と人をめぐる研究ノオト』では「鶴見俊輔覚え書き」、「上野英信論のための走り書」、「書評から~土着「思想」の陥穽/図書館と自由/谷沢永一『あぶくだま遊戯』/白井厚編『大学とアジア太平洋戦争』」、「菊池寛と図書館と佐野文夫」などを収録。
各論考の末には著者本人が振り返って語る付記を書き下ろしで収録。
はじめに
第一部●図書館をめぐる17の論考
●いま、いかなる図書館員が必要なのか
●大学図書館長異論
●大学図書館はどうなるか
●臨教審第二次答申と図書館
●自覚なき特権の行方
●大学図書館の開放を考える
●情報化と大学図書館
●四国学院短期大学の試み
●図書館の自由とは何か
●国で図書館もおかしくなる
◎「図書館の自由」を考える
●沈黙は孤立を深める
●少年法騒動と図書館
●「羽仁問題」の真相
●岐阜図書館と利用者の購入要求を巡るもめごとその後
●船橋市西図書館の蔵書廃棄事件を考える
◎図書館と戦争
●植民地での図書館大会
●図書館人の戦争責任意識
第二部●本と人をめぐる研究ノオト
●鶴見俊輔覚え書き
●実践家としての中井正一
●松田道雄論のための走り書
●上野英信論のための走り書
●菊池寛と図書館と佐野文夫
◎「書評」から
●土着「思想」の陥穽
●図書館と自由
●谷沢永一『あぶくだま遊戯』より
●白井厚編『大学とアジア太平洋戦争』
◎「ブックストリート」から
●響き合った吉本のタンカと『図書館の発見』
●国家と図書館へのラディカルな批判
●戦後の図書館理念を問う八四年の集会
●図書館への見果てぬ夢
おわりに
内容説明
『図書館の近代』の著者による「図書館や人物、本をめぐる論考」を一挙収録。第一部は、より「図書館」との関係が深いもので、「大学図書館」、「図書館の自由」、「植民地図書館」にほぼ分類される。第二部は、広く関心を持った人物や本について綴った。
目次
第1部 図書館をめぐる17の論考(いま、いかなる図書館員が必要なのか―わが国図書館職員の現状と将来;大学図書館長異論;大学図書館はどうなるか―「学術情報システム」が投げかけるもの;臨教審第二次答申と図書館;自覚なき特権の行方;大学図書館の開放を考える;情報化と大学図書館)
第2部 本と人をめぐる研究ノオト(鶴見俊輔覚え書き―自覚したマッセとは何か;実践家としての中井正一;松田道雄論のための走り書;上野英信論のための走り書;菊池寛と図書館と佐野文夫;書評から;「ブックストリートから」)
著者等紹介
東條文規[トウジョウフミノリ]
1948年大阪府生まれ。1971年3月同志社大学商学部卒業。1975年3月同志社大学大学院経済学研究科修士課程修了。1975年4月より2009年3月まで四国学院大学図書館勤務。この間、日本図書館協会評議員、日本図書館研究会評議員、私立大学図書館協会協会賞審査委員歴任。現香川県図書館学会会長。『ず・ぼん』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。