内容説明
イタイイタイ病勝利判決は、四大公害訴訟の先陣を切った。公害、薬害、労災、環境など、現代の人権問題への活路を開いた。「戸籍をかけた」凄惨な被害者とむき合った著者が、その魂を共有し人生をかけた心ゆさぶるドキュメント。
目次
第1章 事の始まりは60年安保反対
第2章 イタイイタイ病(イ病)との出会い
第3章 イタイイタイ裁判闘争
第4章 差押え前夜の情報漏えい
第5章 神岡から人殺しが来た
第6章 最終弁論
第7章 本社交渉前夜
第8章 公害弁連
第9章 富山公害被害者連絡会議(公被連)の意義
第10章 小松義久さん、さようなら
特別寄稿 イ病勝利判決による獲得成果と課題(松波淳一)
著者等紹介
江川節雄[エガワセツオ]
1932年北海道・函館市生まれ。東販(トーハン)従祖書記長/黒田法律事務所事務局長、東京憲法会議都理事/日本AA連帯都理事、東京・全国一般法律会計合同労組委員長。1966年日本AA連帯代表団(8名)の一人として訪中、文化大革命の共同声明に反対し帰国。小島成一法律事務所事務局長/富山中央法律事務所事務局長、富山県公害被害者連絡会事務局長/近藤忠孝日本共産党参議院議員秘書、同党中央委員会科学技術部員、公害災害対策委員、同党中央委員会市民運動・中小企業局員/同党中央委員会大衆運動委員会事務局、同党中央委員会市民運動・中小企業局員定年退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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