内容説明
作為・不作為を記憶の歴史的枠組みから解明する「当事者‐支援者‐研究者」による初の試み。
目次
第1部(第1回公開学術シンポジウムに寄せて;九州看護福祉大学第一回公開学術シンポジウム報告―薬害エイズとハンセン病問題がこれからの看護・福祉に問いかけるもの 当事者、川田龍平氏と志村康の語りとこれからの展開;看護実践における看取りと語り;作為と不作為のパラダイム転換へ向けて)
第2部(在日とハンセン病;ハンセン病の国家隔離政策に対する国家賠償訴訟、和解、およびその後―医師としての私的な覚書き;薬害C型肝炎の当事者として;ハンセン病訴訟が明らかにしたもの;ハンセン病問題を闘って)
第3部(「らい予防法」とは何だったのか;疫学の課題と実践―水俣病問題に即して;救命緊急医療における不作為問題と解答への実践;作為・不作為を臨床する)