内容説明
最低賃金1500円に上げろ!当たり前に生きさせろ!貧困叩きは今すぐやめろ!中小企業に税金まわせ!―声を上げ始めた若者たち。
目次
第1章 若者は声を上げ始めた(エキタスのスピーチから;エキタスとは何か、その主張は?)
第2章 見てわかる貧困・格差の実態と構造(所得の低下;格差・貧困の拡大;所得の低下が、生活を破壊する―脆弱な社会保障制度;強まるバッシングと賃金・福祉問題の構造)
第3章 座談会―新しい貧困問題、新しい反貧困運動とは何か(エキタスの立ち上げと「最低賃金1500円」;相談活動から見える貧困の実相と対応;貧困問題のこの10年を振り返る;新自由主義による社会の疲弊をどうする;貧困に関する世代間の違いは;安倍政権の労働政策と労働運動のあり方)
著者等紹介
今野晴貴[コンノハルキ]
NPO法人「POSSE」代表、ブラック企業対策プロジェクト共同代表。若者からの労働相談を続け、それを踏まえて調査・政策提言を行っている。2013年に大佛次郎論壇賞を受賞
雨宮処凛[アマミヤカリン]
作家・活動家。1975年北海道生まれ。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)を出版してデビュー。以来、「生きづらさ」や格差・貧困問題に取り組む。反貧困ネットワーク世話人。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』(JCJ賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カツドン支持者
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昨今の冷笑的な世間の風潮にうんざりしていたので、これは現状を打破したいという若者たちの熱量を持った声が伝わってきていいですね。近年の日本の貧困化は安保法案とか原発よりもずっと身近で切実な問題なのに日本の左派の中での扱いが悪すぎるんだよなぁ…「軍靴の足音が~」とか言ってないで日本から貧困を無くし、皆がメシを食える政治を目指しますと言えよと思いますね自分の中では。2018/05/23
honyomitai46
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エキタスが掲げてるスローガンの意味を深める今野晴貴さん、そして、新しい貧困問題、新しい反貧困運動を雨宮処凛さんを進行に組まれた座談会。 座談会で今野さんが、エキタスの「最低賃金運動と労働組合運動が地続きである必要がある」いう話はとても印象的。最賃運動が進んでも、労働組合運動が進まなければ、引き上げられた最低賃金を守らせることもできない、という点が納得。原田さんが「エキタスと同時に、組合のことも発信しないといけない」というのは、本当に大事。学校教育の中で組合までちゃんと教えてほしい!(^^)2018/03/03