かもがわブックレット
軍医殿!腹をやられました―インパール作戦ビルマ敗走記

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  • サイズ A5判/ページ数 61p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780306736
  • NDC分類 916
  • Cコード C0336

目次

第1章 コヒマへ突進―インパール作戦始まる(チンドウィン河を渡る;アラカン山脈を越えて ほか)
第2章 コヒマから撤退―“白骨街道”を敗走(谷間の村のとり飯と子豚;雨中のジャングル行軍 ほか)
第3章 イラワジ会戦と英軍の攻勢(恐怖のじゅうたん爆撃;戦車戦で陣地蹂躙される ほか)
第4章 敗戦、収容所そして帰還(8・15日本の無条件降伏;金網越しの差し入れ ほか)

著者等紹介

中野信夫[ナカノノブオ]
1910年京都市生まれ。2010年99歳で死去。1933年大阪医科大学卒。35年大阪東成診療所で無産者診療所活動。37年京都・千本丸太町で中野眼科開業。41年応召(42年中支、43年ビルマ)。46年帰還。47年眼科医院再開業。医療界での主な役職:全国保険医団体連合会初代会長、日本医師会代議員、日本眼科医会代議員、京都府医師会代議員会議長など。ほかに京都府市民団体幹事長、京都医療生協理事長、「百まで生きよう会」代表世話人など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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出世八五郎

18
作品“靖国街道”をブックレット再販したもの。インパール作戦から生き延びて帰還する軍医であった著者の体験談。インパール作戦に従軍した6万5千人の将兵の内3万7千人が戦病死。著者の所属する第31師団第138連隊第2大隊1050人のうち帰還したのは100人あまりの十分の一・・・。著者は戦後、医療は金持ちだけのものじゃないという主義で国民皆保険に東奔西走し実現した。2016/07/14

satochan

0
千本丸太町の眼科でもらったので読んだ。インパール作戦について、NHKのひよっこというドラマでも語っていたが、壮絶だったのだと思う。実際そこにいった人にしかわからないものがある。軍医として行くことになったようだが、軍医として書かれたというよりも、やはり一人の体験者として語られた内容が、生生しく語られていた。それでも、軽快な書き方ではあるので、読めるのだが。死ななくてもいい死でしかないと思った。京都の千本丸太町がどのような景色だったのかもイメージできた。戦争はよくない。本当に。2017/07/27

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