内容説明
9条と平和的生存権が世界を変える。平和への権利国連宣言をつくろうという世界キャンペーンが広がり、国連人権理事会で議論が続いている。反対しているのはアメリカと日本だ。
目次
1 平和への権利宣言をつくろう(平和への権利宣言をめざす運動―世界キャンペーンの経過と意義)
2 スペインからの呼びかけ(平和への権利宣言をつくるために)
3 平和的生存権を掲げて(憲法前文の平和主義にも注目しよう―平和的生存権の学説と判例;市民が勝ち取った平和的生存権―自衛隊イラク派兵差止訴訟・名古屋高裁判決;5大陸を平和憲法と平和への権利で埋め尽くそう―サンティアゴ国際NGO会議に参加して;国際刑事裁判所時代の平和的生存権;世界の人権NGOとともに―国連人権理事会サイド・イベントを開催して;個人でできることから始めよう―ピースゾーンと平和的生存権)
4 資料(国連人権理事会決議14/3「人民の平和への権利の促進」(2010年6月17日採沢)
平和への人権に関するサンティアゴ宣言(平和への人権に関する国際会議、2010年12月10日))
著者等紹介
笹本潤[ササモトジュン]
1962年東京生まれ。弁護士。日本国際法律家協会事務局長。日本の憲法9条を世界に広めるためのグローバル9条キャンペーンを展開中。「9条世界会議」の呼びかけ人の1人でもある
前田朗[マエダアキラ]
1955年札幌生まれ。自衛隊は憲法違反であると判断した1973年の長沼訴訟札幌地裁判決に出会って以来、平和と人権を学び、運動にも取り組み始める。1994年から国連人権機関に参加してロビー活動を行なう。東京造形大学教授。日本民主法律家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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