幻想の抑止力―沖縄に海兵隊はいらない

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幻想の抑止力―沖縄に海兵隊はいらない

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  • サイズ B6判/ページ数 110p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780303728
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

目次

第1章 辞書にない言葉=「抑止力」(先制攻撃とは異なる考え方である;自衛力とも大きく異なる;もともとの核抑止概念を見る;近郊と覇権をめぐる破綻の歴史;抑止を克服する国連の集団安全保障)
第2章 海兵隊は「殴り込み」部隊(海兵隊の概要;主任務は前進基地の奪取と上陸作戦;大規模軍事介入の先兵としての役割;任務にふさわしい編成と装備;前進配備の必要性をめぐる矛盾)
第3章 沖縄の海兵隊は抑止力なのか(日本防衛という意味での抑止力ではない;抑止力どころか軍事介入の部隊になる危険;台湾海峡と朝鮮半島の事態への対処は;「沖縄=抑止力」論は沖縄戦の再現;北東アジア集団安全保障機構を)

著者等紹介

松竹伸幸[マツタケノブユキ]
日本平和学会会員(日本外交論)。日本ジャーナリスト会議出版部会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yasuhisa Ogura

0
本書は、当時の鳩山首相が、普天間基地を県外移設するという公約を撤回する理由とした海兵隊の「抑止力」を取り扱う。本来は、軍事的な観点から県外移設は不可能なのかということが最初に検討されなければならないはず。しかし、この問題を正面から取り扱った著作は少ない。著者は、日米安保条約の必要性や、抑止力という概念そのものについては否定的には捉えていない。しかし、海兵隊の軍事的機能を検討した上で、沖縄の海兵隊は日本防衛の抑止力にはなり得ない、むしろ、グアムに駐留する方が日本防衛の抑止力になり得ると結論づける。タイトルの2012/06/18

yagunet

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抑止力とはなにか?という根本的な問題から沖縄の普天間基地問題の解決の方向を提示する労作2010/07/14

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