目次
第1部 私にとっての加藤周一(加藤周一氏からの二通の手紙;加藤周一のあたたかい手;バンクーバー九条の会と加藤先生;Monsieur Kat^oに敬意と感謝;「加藤はよく耐えた」 ほか)
第2部 素顔の加藤周一―白沙会会員から(加藤先生と白沙会、そして映画;加藤周一の豆腐;白沙会で得たもの;記録係として;最高の激励の言葉 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUMA0504
2
中国新聞記者で学生の時に加藤周一の講義に出ていたという道面雅量さんの文章に私は思わず涙する。ほんとそうなのだ、と思う。「世には多くの心温かき人がある。また少なからず考える人がある。しかし心温かき人が必ずしも考える人であるとはかぎらない。いわんや、考える人の心が温かいことは、むしろ稀である」加藤さんは自分は「考える人」だという強い自負を持っていたと思う。だが、「心温かき人」については、そうではないからそうありたい、と思っておられた気がする。それがこの文章を書かせていると思うのだ。しかし、まさにそのような心こ2010/01/18
ipsalist
0
色々な人が「読者」なんですね。加藤周一の読者が、哀悼の意を捧げた文章の数々。 読者はいつまでも読者でいてはいけない。2010/03/21