内容説明
文学と宗教と映画を語る―。丸山眞男、木下順二らへの讃歌も。
目次
文学の効用
日本語を考える
異なる宗教間の対話
映画は二〇世紀に何をもたらしたか
人間讃歌
『論語』または古典とのつきあい方
著者等紹介
加藤周一[カトウシュウイチ]
1919年9月19日‐2008年12月5日。東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本の古典文学に深い関心を寄せる。学生時代に中村真一郎、福永武彦らと「マチネ・ポエティク」を結成、押韻の定型詩を創る。戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文化を摂取したことが、日本文化の特徴を考えるきっかけとなる。和漢洋の幅広い教養と繊細な感性をもって、評論・創作活動に従事。日本の文学・思想・美術の歴史を世界的視野から見つめる態度は、労作『日本文学史序説』(大佛次郎賞)を生んだ。カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭をとる。2004年、「9条の会」の呼びかけ人に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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