内容説明
老骨に鞭打って書かねばならぬ、残酷で不条理な「戦争」の実相を、命ある限り。
目次
1 傾く北斗七星の下で
2 三八式歩兵銃
3 弾の下をくぐるということ
4 もしも私が蛇に生まれていたら
5 「君が代行進曲」にあわせて
6 美しく老いる
7 死者の数と名前と顔と棺桶と
8 芥川龍之介の毒
9 靖国
10 ああ、戦後六十有余年
著者等紹介
井上俊夫[イノウエトシオ]
詩人。1922年5月大阪近郊農家に生まれる。1942年から1946年にかけてアジア・太平洋戦争(日中戦争)にあしかけ五年従軍。詩集『野にかかる虹』(三一書房)でH氏賞受賞。日本現代詩人会・日本の詩祭2006で先達詩人として顕彰される。2008年10月16日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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