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戦後平和主義を問い直す―戦犯裁判、憲法九条、東アジア関係をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784780301960
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0021

内容説明

戦争はすべて悪いという憲法九条の理解は正しいが、そのことが戦争責任をあいまいにすることにもつながったのではないか。戦後、護憲派が避けてきた問題に切り込み、個人の責任にたった平和主義を提唱する。

目次

第1章 東京裁判・BC級裁判の再検討(戦争犯罪・戦争責任という考え方の発生;第二次世界大戦と戦犯処罰;東京裁判;BC級戦犯裁判について;戦犯裁判の意義と限界;戦犯裁判論から見た戦後日本の平和主義の問題)
第2章 憲法九条をアジアのなかでとらえ直す(東京裁判九条と天皇制;九条と沖縄;日本本土の軍事負担軽減と周辺諸国の軍事化;植民地支配への反省・償いの欠如;今後の課題)
第3章 東アジア「過去の克服」の今日的主義(日本の戦前・戦中・戦後の連続性;韓国での「過去の克服」の動き;戦後の南朝鮮・韓国と対日協力者;変わりつつある韓国社会;日本の植民地支配の残されている問題;その他のアジア諸国―台湾・中国・東南アジア;世界的な過去の問い直し)

著者等紹介

林博史[ハヤシヒロフミ]
関東学院大学教授。専攻は現代史、戦争・軍隊論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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