内容説明
そこで何が行なわれているのか。それは如何にして可能なのか。知識の社会学のエスノメソドロジー的展開。社会生活における多種多様な実践を編みあげる方法=概念の分析。
目次
「神経多様性」の戦術―自伝における脳と神経
新しい分類のもとでの連帯―遺伝学的シティズンシップと患者会の活動
性同一性障害として生きる―「病気」から生き方へ
触法精神障害者と保安処分の対象
彼女たちの「社会的なものthe social」―世紀転換期アメリカにおけるソーシャルワークの専門職化
生殖補助医療を標準化する
“誤った生命”とは誰の生命か―ロングフル・ライフ訴訟の定義から見えるもの
素朴心理学からDoing sociologyへ―記述の下での理解と動機のレリヴァンス
「教示」と結びついた「学習の達成」―行為の基準の視点から
授業の秩序化実践と「学級」の概念
裁判員の知識管理実践についての覚え書き
想定された行為者―プラン設計におけるユーザー概念使用の分析
柔道家たちの予期を可能にするもの
観光における「見ること」の組織化
著者等紹介
酒井泰斗[サカイタイト]
大阪大学大学院理学研究科(物理学専攻)修士課程中退。音楽制作会社を経て現在は金融系企業のシステム部に所属。ルーマン・フォーラム管理人
浦野茂[ウラノシゲル]
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。社会学専攻。三重県立看護大学教授
前田泰樹[マエダヒロキ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)社会学専攻。東海大学教授
中村和生[ナカムラカズオ]
明治学院大学大学院社会学・社会福祉学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。社会学専攻。青森大学准教授
小宮友根[コミヤトモネ]
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(社会学)。社会学専攻。東北学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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