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内容説明
作品に映る近代日本の精神を考察。高橋由一から岡本太郎、寺山修司まで、芸術家たちが造形してきた近代日本の精神と、原発問題に象徴されるテクノロジーの暴走、一見かけ離れた両者の交叉点を哲学的に探る。
目次
序章 日本近代精神史と有用性の蝕
第1章 二つのリアリズム―高橋由一と岸田劉生
第2章 模倣のなかの日本近代―岡倉天心
第3章 世紀転換期の造形思想―浅井忠
第4章 主体性の神話とその亀裂―岡本太郎
第5章 “田園に死す”・一九七四年の自画像―寺山修司
第6章 「神々の永遠の争い」を生きる
著者等紹介
伊藤徹[イトウトオル]
1957年静岡市に生まれる。1980年京都大学文学部卒業。1985年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都工芸繊維大学教授。(哲学・近代精神史専攻)。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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