内容説明
人は遺伝子テクノロジーを制御できるのか。ナチスの優生政策・リベラル優生学・人類の分化の可能性…人の“改良”を巡る古今の驚くべき事件や思想を検証し、遺伝子改良への依存に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 治療から改良への飛躍
第2章 とりつかれてきた歴史
第3章 リベラル優生学―亡霊の復活
第4章 「改良は正義」で突っ走っていいのか
第5章 二つの人類への分化
第6章 悪意を封じるための最後の手段
第7章 ノーベル精子バンクの嘘
第8章 取り返しのつかない未来
第9章 本当に必要なものは何か
著者等紹介
小坂洋右[コサカヨウスケ]
1961年札幌市生まれ。旭川市で育つ。北海道大学卒。英オックスフォード大学ロイター・ファウンデーション・ジャーナリスト・プログラム修了。アイヌ民族博物館勤務などを経て、1989年から北海道新聞記者。現在、編集委員。北海道庁公費乱用取材班として新聞協会賞、日本ジャーナリズム会議(JCJ)奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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