内容説明
いまこそ、人間を人間らしく尊重し、かつ組織の社会的な存在意義を追及し、公共善を基盤とするような経営のあり方が求められている―人に立脚した人間主義的な経営のあり方について、経営学の理論を分かりやすく紹介し、ケースもふんだんに論じながら解説。これからの組織経営の基本的な考え方を学ぶための、恰好のガイドブック。
目次
第1章 意欲を育てる(すすんで仕事をおこなう;意欲を探す ほか)
第2章 共通感覚をつくる(メンバーに受け入れられる;ビジョンを示す ほか)
第3章 思いを伝える(双方向のコミュニケーションを展開する;説得力を高める ほか)
第4章 知識と文化を創造する(人々に知識を伝える;職場のあいだで知識をつなげる ほか)
第5章 組織の未来をつくる(人と組織の本質を考える;人の創造性を発揮させる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カーリー
1
カテゴリーでは学術書なのだろうが、内容的には社会人なら誰でも読みやすい内容になっている。もっと、こういう本が学者から発信されてほしいと個人的には思う。
テキィ
1
少し、軽いが、総括的に読むには良いかと。イントロの「有能」「自立」「自覚」は忘れたくないことです。2010/02/07
実穂
1
著名な経営学者である野中郁次郎氏が監修。組織と人に係る複数テーマを浅く広くカバーしている。一つのトピックについて、理論、ケース、学説、推薦図書が挙げられている。さらっと読める。この本を「入口」ととらえて、さらに理解を深めたい。2009/12/09
ぼにい
1
どこからでも読める構成。読みやすい文章。組織論の本を読むと眠くなる人に良いかも。2009/11/01
Hiroaki Takeyama
0
組織について、いろいろな切り口からの理論や実例を読むことができる。面白いところは、途中で本を紹介するところ。「本プロジェクトの経緯」を読んでつい、原発事故起きたじゃないかと思った。2016/02/16