マルクスの株式会社論と未来社会

マルクスの株式会社論と未来社会

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779503566
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C3033

内容説明

「株式会社は未来社会への通過点である」「株式会社は詐欺師と預言者の顔をもつ」―『資本論』におけるマルクスの予言の謎を解き明かす思索への旅。

目次

第1章 抽象的人間労働とは何か―類的存在とマルクスのアソシアシオン構想(ルソーとマルクスのアソシアシオン構想;類的存在としての人間回復、疎外論;フォイエルバッハの宗教批判と類的存在 ほか)
第2章 未来社会の「通過点」としてのマルクス株式会社論(アソシアシオン構想の基底にあるもの―社会的個体(das gesellschaftliche Individuum)
社会的個体を主体とする所有―「個体的所有の再建」
アソシアシオン構想と社会化―類から社会へ ほか)
第3章 初期アメリカのマサチューセッツ湾会社に見る「会社」の「社会」化の考察(「会社的社会」の創設とプロテスタンティズムの影響;「会社」から「社会」への変貌;「会社的社会」形成に及ぼしたプロテスタンティズムの影響 ほか)

著者等紹介

中野嘉彦[ナカノヨシヒコ]
1937年大阪府池田市生まれ、堺市育ち。1959年和歌山大学経済学部卒業。2002年京都大学経済学部経済学研究科修士課程修了。以後在籍のまま、社会システム研究、経済思想史研究、現在にいたる。経済学修士(京都大学)。経済理論学会会員。1959‐1998年三洋電機、三洋電機クレジット(株)(役員在任中に東証一部上場)勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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