経済政策形成の研究―既得観念と経済学の相克

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779501968
  • NDC分類 333
  • Cコード C3033

内容説明

「反経済学」的発想にもとづく政策が支持されるのはなぜか。「良い政策」を実現されるには、何が必要なのか。経済政策形成における「観念」の役割に注目し、そのメカニズムを解明。実証的・実践的「経済政策学」の確立を目指す。

目次

経済政策はどう実現するのか
第1部 経済政策の経済学(経済政策における既得権益と既得観念;経済政策における知識の役割―思想、政策、成果)
第2部 歴史からの照射(松方財政期における幣制改革論―金本位制と清算主義的政策思想;デフレをめぐる既得観念と経済政策―昭和恐慌と平成大停滞の経験から;笠信太郎と三木清―構造改革主義の一起源;平成デフレをめぐる政策論議―インサイダーの視点から)
第3部 経済学における「共通の知見」をめぐって(デフレ不況と経済政策―実践的マクロ経済学としてのケインズ経済学の立場から;「経済学的発想」と「反経済学的発想」の政策論―マルクス経済学から)

著者等紹介

野口旭[ノグチアサヒ]
1958年生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。専修大学経済学部教授。専門は国際経済学。主な著書に『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、2004年、第47回日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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