正義と境を接するもの―責任という原理とケアの倫理

正義と境を接するもの―責任という原理とケアの倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779501647
  • NDC分類 158
  • Cコード C3012

内容説明

生身の人間の傷つきやすさと生の損なわれやすさを基底にしたもうひとつの倫理。ハンス・ヨナスの責任原理とキャロル・ギリガンに始まるケアの倫理を論じる。

目次

問題の位置づけ
第1部 責任という原理(ヨナス『責任という原理』の問題提起―自然、環境、人間;環境、所有、倫理;生命の神聖―その失効とその再考;人間はいかなる意味で存続すべきか―ヨナス、アーペル、ハーバマス;責任原理の一解釈―正義と境を接するもの)
第2部 ケアの倫理(ケアの倫理と問題提起;ノディングスの倫理的自己の観念;ケアの倫理、ニーズ、法;ケア対正義論争―統合から編み合わせへ;ケア関係における他者)
むすび

著者等紹介

品川哲彦[シナガワテツヒコ]
1957年神奈川県に生まれる。1981年京都大学文学部卒業。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。関西大学文学部教授。哲学・倫理学専攻。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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