目次
1 感情研究の動向(感情研究の新たな意義;感情と認知の主要理論;感情の研究法)
2 感情の個人内過程(感情と脳;感情と記憶;感情と自動的過程;感情と主観的感覚;感情と自己;自己意識感情とその働き)
3 感情のコントロール(感情の制御;感情の開示と適応;感情の表出とコミュニケーション;感情制御、個人差、パーソナリティ;感情と認知行動療法)
著者等紹介
北村英哉[キタムラヒデヤ]
東洋大学社会学部教授
木村晴[キムラハルカ]
日本学術振興会。学習院大学大学院人文科学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シャノアールおじさん
1
比較的新しい研究が盛り込まれた本。 感情研究では著名な研究者がこぞって分担執筆をしているため、さまざまな切り口から感情現象を説明している。 特に、前半の基礎理論の章は、感情現象における理論が詳しく説明されているため(主に、気分一致効果、気分不一致効果を説明するためのもの)、本領域の教科書としても利用できると思う。 最後の章では、感情抑制について述べられており、臨床領域との接点となる側面が多く、近年の動向と一致したものとなっている。 価格も親切なため、そういった意味でも学生にはとってはありがたい一冊である。2011/10/04