内容説明
生きることや幸福、心・自由、知識・真理、存在・時間、善悪、社会・歴史、愛・性、死などのテーマを読者の目線でやさしく語る。はじめての人でも自由自在に学べる初歩の“哲学”。「主な哲学者紹介」「読書案内」を併載。
目次
1 人間とその生
2 私と他者
3 自由と行為
4 知識と言語
5 存在と世界
6 善悪と価値
7 社会と人間
8 苦悩と幸福
著者等紹介
麻生博之[アソウヒロユキ]
1965年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。哲学・倫理学専攻。東京経済大学助教授
城戸淳[キドアツシ]
1972年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程退学。西洋近代哲学史専攻。新潟大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凸凹
0
★★★2012/11/12
katsu
0
「世界」の存在を是としている点も不満だ。『なぜ世界は存在しないのか』でも挙げたように、どうしても哲学研究者は宇宙=世界ととらえる傾向にあるから、(キケロも死んだあと人は星になると信じていたそうである。)宇宙物理学が一番偉いんだ、となる。何をしても無限大に広がる宇宙の屑と消えるんだ。生きる意味なんてないんだーとペシミズムに陥る(確かに「目的」はないが。で、何のために?と無限に問うことが可能だからだ。)。宇宙は無論のこと、今晩の献立まで「存在」しているというポジティヴな姿勢になれないのか。 2020/01/30