内容説明
アーティストと建築家の共同作業から始まった“記憶に残る”被災地プロジェクト。福島・東京の歌人から和合亮一、谷川俊太郎、天皇・皇后まで、幅広い日本人の詩歌をアート歌集で繰り広げる。
目次
はしがき なぜ「万葉集」か―集団性をもつFUKUSHIMA ART
1 3・11万葉集(福島に思いを寄せる;南相馬の仮設住宅からふるさとを想う;天皇・皇后の歌;福島に思いを寄せる;南相馬市立鹿島中学校の中学2年生のみなさん;生まれたよぼく)
2 復活の塔(世界のどこにもない風景をもつ仮設住宅地;達成感のない完成の後;壁画と塔 FUKUSHIMA ARTのために)
著者等紹介
彦坂尚嘉[ヒコサカナオヨシ]
美術家。1946年東京生。1970年多摩美術大学油彩科中退。1982~83年、文化庁在外研修員としてフィラデルフィア大学院グラデュエイトスクール・オブ・ファインアーツに特別生として留学。立教大学特任教授、日本ラカン協会会員、日本建築学会会員
五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1967年、パリ(フランス)生まれ。建築史・建築批評家。1990年、東京大学工学部建築学科卒業。1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。現在、東北大学教授。せんだいスクール・オブ・デザイン教員を兼任。2011年よりあいちトリエンナーレ2013の芸術監督に就任。第11回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示コミッショナーを務める
芳賀沼整[ハガヌマセイ]
1958年、福島県生まれ。はりゅうウッドスタジオ取締役。東京理科大学工学部二部建築工学科卒業。東北大学大学院修士課程前期修了。現在、同大学院研究生。「家業(柏屋)」で東北建築賞作品受賞・福島県建築文化賞準賞受賞、「都市計画の家2」(日本建築学会作品選集)で東北建築賞作品受賞・日本建築学会作品選集、「馬絹釜」で「真の日本の住まい」経済産業大臣賞受賞・JIA優秀建築選、「近藤邸」でJIA優秀建築選、「大内の御柱物語」で福島県建築文化賞特別部門賞、「土かまくらの家」でSDレビュー入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。