内容説明
オウム、サイード、アフリカン・アメリカン、ジェンダー、靖国、ゲットー、廃墟…本書は、建築を通じて「世界」を測定する試みである。世界中の都市を歩き回った著者の人文・社会の集大成。
目次
歴史編第1部 共同体と他者(となりのユートピア;世界の表象 ほか)
歴史編第2部 建築家と他者(ジェンダー論(1)女性性をめぐって
ジェンダー論(2)女性と建築家 ほか)
現代編第1部 都市の記憶(日本国家を表象する建築;僕たちは靖国を知らない ほか)
現代編第2部 都市の変容(公共空間;文化戦略 ほか)
著者等紹介
五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1967年、パリ(フランス)生まれ。建築史・建築批評家。1990年、東京大学工学部建築学科卒業。1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。現在、東北大学教授。第11回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の展示コミッショナーを務める。ほかに横浜トリエンナーレ2008のイエノイエ・プロジェクトなど、展覧会の企画やコンペの審査員など、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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