出版社内容情報
ゲバラのように生きたい……!ニューレフトが最も光り輝いた時期に、自らが滅びることをおそれず、闘いの可能性に賭け、壮絶な生き方をした人たちとのインタビュー。/直木賞候補4回の作家小嵐九八郎から、花園紀男、青砥幹夫、古賀 暹、望月 彰、斎藤まさし、全盲のハンディを乗り越え医師免許を取った大里晃弘まで7人に聞く
「私はインタビューをつうじ、彼らが誰ひとり人生を悔やんでなどいないことを知った。何かをしなくては人は生きていけず、夢を追い続け、見果てぬ夢にふけるのが人生のようだ。……何事もやがて終わり、すべては「夏草や 兵どもが 夢の跡」となる。だがそれでも、夢を見た人は、見なかった人より幸福であるように私には思えた。人が人である限り、戦争と革命は人の世に必ずついて回る。私はきっと破天荒な人々はあとをたたないだろうと思う。」(本書「序にかえて」より)
内容説明
ニューレフトが最も光り輝いた時期に、自らが滅びることをおそれず、闘いの可能性に賭け、壮絶な生き方をした叛乱世代とのインタビュー。
目次
戦場は遠きにありて想ものそして哀しく歌うもの―『蜂起には至らず』…直木賞候補四回の歌人 第一回・小嵐九八郎
この門より入るものはあらゆる怯懦を捨てよ―カリスマ活動家、長い沈黙を破る 第二回・花園(前之園)紀男
暗きなかを歩みて己が往くところを知らず―連合赤軍のキーパーソン初の証言 第三回・青砥幹夫
親子二代、雪のふる日に人生が変わっていく―二・二六事件、吉本隆明、「情況」、廣松渉 第四回・古賀暹
菜っぱ服のプライドが人生のすべてだよ―革命家から工場労働者二五年、JCO臨界事故追及 第五回・望月彰
選挙という祭りに束の間の体制転換の夢を追う―フィリピン革命支援、「革命的選挙屋」人生二五年 第六回・斎藤まさし
お天道さまはありがたい。広い心の眼を授けてくれたんだから―視覚障害者で日本で二人目の医師国家試験合格者 第七回・大里晃弘
著者等紹介
荒岱介[アラタイスケ]
1945年生まれ。早稲田大学在学中に学生運動に参加。第二次ブント8回大会で社学同委員長。三里塚闘争や東大安田講堂占拠闘争で実刑判決を受け3年有余下獄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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