幻冬舎ルネッサンス新書<br> 原発はいらない

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幻冬舎ルネッサンス新書
原発はいらない

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784779060489
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

12万部を突破したベストセラー『原発のウソ』の著者が放つ、3.11事故後の第2弾! 福島第一原発は今、どんな状況なのか。放射能汚染は、今や首都圏にも広がってきている。このままでは、日本は「汚染列島」と化してしまう。40年にわたり「原子力研究者として、原発をやめるための研究」に励んできた著者の反原発運動の経緯をたどりながら、原発事故が最悪の場合、日本列島に壊滅的な打撃を与えることを客観的に論証する。では、すべての原発を廃炉にしたあとは、どうすればいいのか? 「化石燃料を使う火力発電は地球温暖化を促す」とか、「原子力発電の経済的効率性を重視する」といった原発推進論者の主張に鉄槌を下しつつ、「電力を好き勝手に使う強欲文化」から、「人と地球にやさしいスローライフ文化」への大転換を提案する。今、最も信頼できる原子力研究者が、渾身の力を振り絞って原発廃絶の思いを綴った覚悟の書。40年の反原発研究人生の集大成ともいえる「小出メッセージ」の決定版!


目次

序  章 私が40年間、原発に反対してきた本当の理由
第一章 福島第一原発は今後どうなるのか?
第二章 危険なのは福島原発だけではない!
第三章 原発に関する何でもQ&A 知らないと、自分も家族も守れない
第四章 未来を担う子どものために、大人がやるべきこと

内容説明

福島原発は今後どうなるのか。著者は40年間一貫して原発の廃絶を主張してきた。その経験をもとに、今回の原発事故が最悪の場合、日本全土を汚染してしまうことを客観的に立証する。さらに、原発に替わる新エネルギーについても言及する。人が人として生きていくために、本当に必要なものは何か?原発問題に端を発し、人間の存在意義にまで言及した「小出哲学」の集大成。

目次

序章 私が四〇年間、原発に反対してきた本当の理由(原発こそ環境汚染の元凶;原子力の研究から反原発運動へ;京都大学原子炉実験所の仲間たち;反原発運動から原発全廃運動へ;原発問題は差別の問題である;福島第一原発の暴発は防げるか)
第1章 福島第一原発は今後どうなるのか?(度重なる「想定外」の情報隠しと不手際;原発事故はどうして起きたのか;後戻りできな現状との闘い;「想定しなければならない」最悪のシナリオ;放射能汚染は、とどまるところを知らない)
第2章 危険なのは福島原発だけではない!(浜岡原発停止だけでなく、すべての原発の運転停止を!;浜岡原発の「危機」は、まだ終わっていない;浜岡原発が破局的事故を起こせば、関東圏・関西圏が壊滅状態に;「豆腐の上の原発」とも呼ばれる柏崎刈羽原発;プルサーマル発電は、あまりにも危険すぎる;六ヶ所再処理工場は封鎖せよ!)
第3章 原発に関する何でもQ&A―知らないと、自分も家族も守れない(夫に日給三万円、福島原発で働かないかという話がきていますが、被曝しないかと心配です。;内部被曝が心配で、食品や飲料水の「基準値ノイローゼ」になりそうです。でも、放射線量が基準値以下なら、本当に安全なのでしようか。被災地域の方々には申し訳ないのですが、多少なりとも汚染されたものを食べることにはやはり抵抗があります。特に子どもへの影響が心配です。 ほか)
第4章 未来を担う子どものために、大人がやるべきこと(子どもたちを被曝から守りたい;原発をやめても電力は不足しない;「原発エコ論」の大ウソ;新エネルギー利用の議論に違和感;「非現実的な夢想家」としてか)

著者等紹介

小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

292
いつもながら素人にも極めてわかりやすい解説だ。本書によれば、原発の原理と仕組み自体はいたってシンプル。要は、原子炉の圧力容器でお湯を沸かし、その蒸気でタービンを回して発電するというもの。つまりは火力発電と変わらない。ただ驚くのは圧力容器をはじめとした原発の諸設備の脆弱さだ。制御できなくなった時には、なすすべもないことが、チェルノブイリでも今回の福島の事故でも明らかだ。しかも、残留放射能は今後何百年も消えることはない。あらゆる意味において、私たちは原発とは共存できないのだ。即時停止以外に生き延びる道はない。2016/03/15

James Hayashi

33
京大原子炉実験所助教(東北大大学院原子核工学専攻)。安全といいながら仙台でなく女川に原発を作られると聞いて反対運度を始めた著者。自分も学生時チェルノブイリ(広瀬隆著の「危険な話」を読み)から一貫して原発不要の立場だが、電力会社、行政、政治家の体質に問題があると強く感じる。特に東電の事故の対応や発表は戦時中の大本営の体質によく似ていると思った。地震、火山噴火、テロ、北○鮮の弾道ミサイルなど何が起こるかわからない世の中。京大原子炉実験所は大阪にあるようだが、そんな都会で実験をしていて問題がないのか不安を感じた2017/09/20

Willie the Wildcat

22
原子力発電の仕組みや想定されるリスクのわかりやすい説明。初心者にも具体的にイメージしやすい。「原発は単なる湯沸かし器」はいい表現。記憶に残るキーワードは、①死の灰、②汚染水、③情報公開。目の前に積まれていく①と②。可能な限りの客観的な判断を下すための情報公開は必要不可欠。”節電”ではなく、そもそも論の”生活様式の見直し”にも同感。一方で「核兵器製造」を政府の原発施策の一環とするのは、可能性がないとは言わないが若干飛躍しすぎている気もする。国民はそこまで無知ではないと信じたい。2012/01/03

Gatsby

20
小出氏の過去の発言をまとめて、再構成し、手を加えて本にしたもの。『原発のウソ』の復習をしながら、新たな動きも知ることができた。元住友金属工業の技術者、山田恭暉氏が立ち上げた「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」の内容を知り、シニアの人々の熱い思いと行動力に胸をうたれた。別名「シニア決死隊」。「合理的に考えたら、経験のある技術者である自分たちが行くべきではないかと思います。死ぬ気はありませんが、あとの世代を生かすために行くつもりです」放射能感受性が低くなっているとは言え、なかなかできることではない。2011/07/26

Tomomi Yazaki

17
そう遠くない過去なのに、皆が忘れ去ろうとしている原発事故の怖さ。それを確かめる為に、あえて当時出版された本書を手に取った。因みに著者は反原発者だからか、45年以上も大学で助手のままでいる。こんな所にも見えない怖さがあった。原発がなくとも電力は賄える。この事実を知りながら今も原発を推進する政府。金と利権のしがらみ。この腐敗をどうにかしないと原発は次々に再稼働し、危険は増大する。もはや安全とは口が裂けても言えない、いや、言わせない。忘れてもらっては困ります。電力会社と政府は、被害者ではない。加害者なのだと!2020/12/02

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