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内容説明
「日本人は宗教を信じていないとしたら、どのように道徳を学ぶのか?」―西洋人からの問いを受け、新渡戸稲造は『武士道』を英語で執筆。日本人の美徳とされる仁・義・礼・忠などの精神の背景には、仏教や儒教や神道などが複雑に絡み合った宗教と「武士道」があることを論じます。西洋の哲学や思想、文学などを例に挙げて「武士道」がヨーロッパの騎士道にも匹敵することを説いた『BUSHIDO』は、世界中でベストセラーになりました。本書は原文をやさしく分かりやすい日本語で訳し、読み解きの手助けになる註も多く収録。一度は読みたかったという人に、最適な一冊です。
目次
道徳体系としての武士道
武士道の起源
義―誠実と正義
勇気―大胆さと忍耐の精神
「仁」慈悲心―人の苦しみを感じる心
礼儀―丁重さ
正直と誠実
名誉
忠義―忠誠の義務
侍の教育と訓練〔ほか〕
著者等紹介
新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
日本の農学者・教育者・倫理哲学者。1862年、岩手県盛岡市生まれ。札幌農学校を卒業し、東京大学に進学するが当時の日本の大学のレベルの低さに失望し、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学やドイツのボン大学などでの留学を経て、農業経済学博士号を取得。帰国後、札幌農学校教授として赴任。その後、病気療養中にカリフォルニア州で『武士道』を英文で執筆。1900年の初版刊行後、各国語に訳されベストセラーとなり、セオドア・ルーズベルト大統領らに感銘を与えた。敬虔なクエーカー教徒として知られる。1933年、逝去
倉田眉貴子[クラタミキコ]
1941年、香川県丸亀市生まれ。お茶の水女子大学卒業後、香川県大手前高等(中)学校で国語教師として教鞭をとる。香川県大手前高松中学・高等学校校長を経て、倉田学園副理事長に就く。香川県私学審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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