内容説明
津本まひるは、冴えない探偵事務所のオーナーだ。しかし一向に仕事をとってこないまひるに代わって、アルバイトの森山涼介が依頼主を探し、雑務をこなす毎日である。ある日、涼介の知人一家に心中未遂事件が起きた。腹部を刺され意識不明の重態に陥る父・忠宣、手に傷を負った母と兄姉、逮捕された弟・翼。一人難を逃れた妹は、翼は刺したりしないと言う。事件解決に乗り出すまひると涼介だが、翼を警察に引き渡した家族の口は重く、解決の糸口は掴めない―。
著者等紹介
石川洋子[イシカワヨウコ]
東京都生まれ。日本大学文理学部哲学専攻卒業。10歳のころより児童劇団などで役者経験があり、テレビドラマや舞台に多数出演する。北区つかこうへい劇団劇作家・演出家コースに在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうき
0
【26.4.22】ある日、一家無理心中未遂事件が起きた。腹部を刺され意識不明の重態に陥る父、手に傷を負った母と兄姉、逮捕された弟・翼。一人難を逃れた妹は、翼は刺したりしないと言う。事件解決に乗り出したが、翼を警察に引き渡した家族の口は重く、解決の糸口は掴めない――。父の、家族にも言えない秘密とは? 「8歳のあの日」に何が起きた? -中盤わかりづらいところチラホラ、しかし面白かった。血の繋がりや本当の家族とは。。。シリーズ化とかいいかも。2014/04/22
よしりん
0
よくわからない、わかりずらいところが多々あったけど最後気持ちがほっこり暖かくなったからよかった(^-^)2013/05/18
いちご牛乳
0
正直、文章力が無さ過ぎる。お話自体がよくわからなくて、数ページ読むともう意味不明。自分が読み飛ばしたのかなと思ってまた戻るという作業をしなければそもそも読めない作品だった。面白いとか面白くないとかのレベルですら無い。あとで自費出版本と知ってひどく納得。せっかくおカネを出して買ったのだからと、根性で最後まで読んだが、褒める部分があるとしたら主人公の設定だけだ。それも本当に長い長い苦痛な読書の後での印象。正直、お金返せと思った。2011/01/23
シズマリ
0
テーマはすごくよかったし話も中々だったが、もうちょっと展開を細かく描いてほしかった・・・っていうかそもそもまひるの能力自体が反則だよ。あと色んなところでエヴァっぽい。「家族」より、「子供のまま大人になってしまった最近の20代」がこの本の中でもっと重要な気がする。とにかく面白かった。シリーズ化してくれたら嬉しい。2010/05/02