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岡本太郎と太陽の塔

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  • サイズ A4判/ページ数 175p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784778036010
  • NDC分類 606.9
  • Cコード C0070

出版社内容情報

永久保存が決まり、1995年に補修工事を終えた「太陽の塔」の全てを解説。初公開となる初期スケッチや写真、設計図などを用いて、岡本太郎が太陽の塔に込めたメッセージを探ると共に、失われてしまった太陽の塔内部展示を誌面上にて再現。詳細な解説と、ビジュアル両面から岡本太郎の代表作に迫る。また、美術界や建築界の著名人から寄稿をつのり、太陽の塔が持つ価値を再確認する。

平野暁臣[ヒラノアキオミ]
著・文・その他

内容説明

一冊まるごと太陽の塔!太陽の塔には内部空間があった!太陽の塔はなぜ壊せなかったのか!?70年当時の貴重な写真や資料を発見。岡本太郎が構想したテーマ館の設定資料を公開。

目次

第1章 創世
第2章 太陽の塔
第3章 太陽の言葉
第4章 岡本太郎と万国博
第5章 塔の軌跡
第6章 誕生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

allite510@Lamb & Wool

7
高速道路走行中、ふと目に入った太陽の塔の異様さは物凄い。有名な「人類の進歩と調和」というテーマが策定された後にテーマ館のプロデューサーを依頼された岡本太郎はそのテーマを否定したところから入り、テーマ館とその中心となる太陽の塔に「過去と退歩と対立」を仕込んだのだ。表向きのテーマはそのままに万博は好評を博して幕を閉じたが、結局後に残ったのはその異論の象徴だった。いまだに塔に感じる違和感は、その太郎の問いにまともに答えることなくキレイなテーマの中で生き続ける自分自身に対する違和感なのかもしれない。2019/04/06

ざっく

6
岡本太郎展を観に行って、図書館にあったので借りてみた。20世紀少年の影響で、万博や太陽の塔を知り、大学時代は太陽の塔から徒歩圏内に住んでいたので馴染みが深い。岡本太郎は、万博のテーマプロデューサーの打診を受けた時、誇らしいというような感情を持ったのだろうか。岡本太郎にとって、幸せとは何だったのか。個人的にはそこが気になるところだった。太陽の塔の内部が公開されて、行こうと思ってなかなか行けておらず、大学の卒業間際にやっと行けると思ったところにコロナの影響でいけなくなり、まだ行けていない。そろそろ行きたいな。2023/02/23

がんぞ

1
’70大阪万博が未来の明るさだけを訴えた啓発であったら、社会主義国の「未来のパン」と同じで子供騙しにすぎず、すぐ忘れられただろうが。岡本太郎は殺到する入場者を上階の「万博広場」に垂直移動させるという抜群のアイデアで整理。中心に太陽の塔、内部には生命の進化樹。美しいもの、見て快いものとのアート観を排し、人に不安を与えることで未来の怪物性を予言した。彼をプロデューサーとした決断もさることながら、彼がスタッフを無比の説得力でまとめ上げ(いまでは見れない内部展示まで)製作していく手際はみごとなものであったという。2011/03/19

chen

0
母がリアルタイムで行ってました。すごく羨ましい。塔の中も見てみたかった。2008/10/16

Gaudi

0
先日行った時に自身への土産として買ったミニ太陽の塔は、愛車のナビにぶら下がっています。 愛らしく、どこか間抜けな表情にも思えるシンボルは、いつまでも私たちの時代のシンボルとして生き続けるのでしょうね。2018/09/30

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