出版社内容情報
妖怪漫画、怪奇漫画の第一人者とされる作者のバラエティに富んだ作品世界を一望する、待望の希少短編集成。ユーモアや社会風刺、ＳＦなど多岐にわたるジャンル、また、長編、短編だけでなくショートショート、コマ漫画と多彩な表現手法に挑戦してきた60年にわたる軌跡を１冊に凝縮したお宝本！のちの『悪魔くん』や『鬼太郎』などのヒット作につながる萌芽をうかがうことができる、マニア垂涎の単行本未収録や一度は収録されたもののその後の再録が少ない「秘蔵」作品を一気にお蔵出し。作者の漫画世界の多様性をオールドファン、若いファンそれぞれに味わってもらうために編んだ、「水木ファンも知らない」アンソロジー！ 解題付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
9
「掘り出された鉄鉢」という１９７４年の中編作品が、あきらかに水木調ではない、つげ忠男を下手にしたような劇画タッチの絵柄で、非常に違和感。妙な絵柄のアシスタントがいたもんだ。ストーリーもくだらないし、発掘しなくてよかった作品。2015/10/04
おーすが
7
みたことない作品が多く、四コマ風の作品も珍しかった。最後の作品は発掘作？水木タッチではない気もした。エロティックな作品が多いのは掲載誌によるためか。髪様はカラーだし豪華で良かった。2023/12/27
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
2
水木さんのこういうアンソロジーは、結構よその本に入っているものが多かったりするのだが、この本の収録作品は９割方初めて見る漫画ばかり。そういう意味ではお得だが、つまらないものが多い（笑）。貴重だけど。2011/11/08
彦一
0
他の単行本などで見たことのない貸本時代の作品やせりふのない漫画などがたくさん収録されていたので、満足です！2013/03/18
