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「常温核融合」を科学する―現象の実像と機構の解明

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784777511532
  • NDC分類 429.5
  • Cコード C3042

内容説明

手掛かりは水素化遷移金属に潜む未開拓の物性だった。

目次

第0章 本書を読むための物理の基礎知識(元素記号、核種、放射線など;エネルギーの単位 ほか)
第1章 常温核融合現象の発見(最初の実験;フライシュマンたちの実験 ほか)
第2章 常温核融合現象の事実(実験はどのように行なわれるか;常温核融合現象はどこで、どのように起こるか ほか)
第3章 常温核融合現象の科学(困ったときはモデルを使おう;TNCFモデル ほか)

著者等紹介

小島英夫[コジマヒデオ]
1936年東京都生まれ。1958年東京理科大学理学部物理学科卒業。1960年東京大学数物系研究科物理学専門課程修士課程修了。1962年東京大学物性研究所助手。1965年静岡大学理学部講師。1967年静岡大学理学部助教授。1968年京都大学基礎物理学研究所研究員。1981年教養部兼担教官。1982年静岡大学理学部教授。1999年静岡大学名誉教授。現在、常温核融合研究所所長。静岡大学名誉教授。理学博士
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感想・レビュー

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常温核融合に関する、非常に真面目な論理的考察本。前半は今までの実験データを集計し、特徴を洗い出す。この時点で、集計する実験データが正しいのかも疑問は残る。後半で仮説を立てて論理的にいかなるメカニズムで常温核融合が起こったとすれば筋が通るのかを考察。疑似科学系ではなく本職の物理屋さんの書いた真面目な研究書。とはいえ、後半の仮説は、現段階では飛躍的な仮定に仮定を重ねた本当にただの「仮説」に過ぎない。いくら物理学の言語で書かれていてもにわかには信じがたい内容である。本当に正しいのか、今後の実証を待ちたい。2011/08/17

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