ループ量子重力入門―重力と量子論を統合する究極理論

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  • サイズ A5判/ページ数 142p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784777511495
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C3042

内容説明

空間と時間には最小単位がある!!「相対性理論」後継者たちの最新理論を解説!どちらかと言えば「素粒子論」の系譜である「超ひも理論」に対し、「ノード」「リンク」「ループ」、そして「スピン・ネットワーク」を扱うこの理論は、アインシュタインの「一般相対性理論」の後継者と言える。

目次

1 「ループ量子重力」ってなんなの?
2 ボーアは量子のデジタル性を理論化した
3 ハイゼンベルクは量子の不確定性を「思考実験」した
4 「不確定性」は「交換関係」と同義である
5 アインシュタインは重力の本質が「時空の歪み」であると考えた
6 徐々に、時空量子化のイメージから入る
7 ここで、時空量子化の系譜を概観する
8 「スピン・ネットワーク」とはなにか
9 ループ量子重力理論のエッセンスを掴む
10 ループ量子重力理論の予言を見てみる
11 まとめ

著者等紹介

竹内薫[タケウチカオル]
1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科・理学部物理学科卒業。マギール大学大学院博士課程修了。専攻は高エネルギー物理学(ヒッグス粒子の現象論、超ひも理論の宇宙論)。理学博士。独特の「竹内節」で難解な理論を面白く説明するのが売り
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
量子重力理論の候補のひとつについての導入。入門というよりは入るための門を教えてくれる本といった印象。Riemann計量くらいの数式は登場するけど式の意味までは大して理解できなくても読み進められるようになっている。 まだ読んでいないが参考文献を章末に載せているのは良い所。ただこちらの敷居がなかなか高いので、結局最もこの本を愉しめる立場にいるのが大学で物理学を専攻しているけど量子重力には疎い、という人になってしまっているのが残念ではある。2014/04/02

LvzaB

0
ループ量子重力の入門書らしいが、そこまで詳しく書いていないので残念な感じの本。各トピックスについて参考文献が記載されているので、気になるならそれを読んでみるのもいいかもしれない。挙げられたものは本書と比べて恐らく相当なギャップがあると思うが。2017/07/16

門倉或刀

0
究極の物理理論、それは見果てぬ夢。2011/06/05

kinoko

0
最初に書いてるけど,ループ量子重力理論の入門の入門。深くは知りたくないけど,興味が沸いたので読んでみた。個人的には,これくらいがちょうど良かった。あまり数式や専門用語を使うと,著者も書いてる気がするけど,やる気がなくなって諦めてしまう。この本では,いつもなら諦めるくらいのところでちょうど本の最後までいけるので良かった。普通の専門書の序説をちょっと拡大したみたいな感じだと思う。2010/03/09

たもん

0
ループ量子重力の基本的な発想を紹介しているが、それ以上の突っ込んだところには触れずに終わっている。数式を使わない、という縛りのせいだろうけど、物足りなさは否めない。2010/02/14

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