ミッシィコミックス
親なるもの断崖 〈第1部〉 (新装版)

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  • サイズ コミック判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784776740643
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

173
【遊郭部課題本】第二部へ進む前に、こちらをおさらい。【もの忘れ部】2018/02/21

nyaoko

69
久しぶりの《遊郭部課題本》昭和初頭、東北の貧しい村から、北海道の遊廓へ売られた少女の話。1つの街が大きくなるには、工場が出来て、仕事が増えて、労働者が集まって、更に発展して働き手が集まる。つまり、街に男が一極集中する訳だから、溜まった欲望を吐き出させないとトラブルが起きる。そりゃ、遊廓でもないと成り立たない。なんだかねぇ、男って虚しいねぇ。そしてねぇ、女って悲しいねぇ…。心も身体も魂も、永遠の生き地獄。「痛い痛い」と何百回叫んでも泣いても止まらない。この腐れピーーー!!!と下品な言葉を吐いてしまったよ。2018/02/06

扉のこちら側

67
初読。2015年1065冊め。よく広告で見かけるうちに気になって無料試し読みを読んでしまった。なんという壮絶な、骨太な物語なのだろうか。気になってついに1・2巻購入。貧困のために青森から室蘭へ売られた四人の娘たち。客をとらされ自死した姉、姉の供養のため11歳で娼婦になる妹。厳しい稽古に耐え芸妓として身をたてる子、容姿が劣ると下僕にされる子。遊郭のあまりにひどい描写にページを繰る手が止まる。でもこういう歴史が、あったのだ。何かがあった際は女子どもが真っ先に犠牲になってしまう。2015/09/25

ネギっ子gen

54
昭和初期。人々が貧困に喘ぐ時代に、開拓の地で社会的弱者たる少女たちが強く生き抜く姿を描いた漫画。冒頭は<おらたちは北の海を渡り、東北から北海道の遊郭に売られてきた>。続く頁は見開きで「室蘭・地球岬」。ここは100メートル前後の断崖絶壁が連なり、アイヌ語で「ポロ・チケウ」。“親である断崖”という意味。意味深い命名だ。その断崖の上で女衒は言う。「死にたくなったら、断崖(ここ)に来い」と。さらに「北海道の開拓は名もない貧しいタコ部屋労働者や女郎部屋の女たちを人柱にしてきた」と。この場面から、哀しい話が始まる。⇒2020/03/18

扉のこちら側

45
2016年526冊め。ふと読みたくなり1巻だけ再読。かなり読み応えある。2016/07/08

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