内容説明
ガイコツのフィニギンは大食いで有名。ハロウィンの日、知らない町にやってきたフィニギンが、そこで出会ったのは―。
著者等紹介
エバンズ,カンブリア[エバンズ,カンブリア][Evans,Cambria]
ブルックリンに住んで、イラストレーターの仕事をしている
川島誠[カワシママコト]
東京都生まれ。京都大学文学部を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
130
ポルトガルに伝わる民話『石のスープ』をハロウィン仕様にしたようなお話。コロコロ太った(!)ガイコツのフィニギンがある町にやって来て、地下社会の住民は震撼する。魔女もビーストもゾンビもミイラも食べ物を隠すのに大わらわ。何しろイナゴの大群も真っ青の大食漢として、闇の世界で怖れられるフィニギンなのだ。町の誰もが固く扉を閉ざす。一計を案じた彼は広場の真ん中に鍋を置き、水を入れて、火にかけ始めた……。ユーモラスでキモかわいいハッピーな絵本。だけど、彼が作る魔法のスープは……(つд⊂)エーン 2011年10月初版。2016/06/12
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
60
大食いとして恐れられているガイコツのフィニギンが、ハロウィンの日に魔女たちが住む町にやって来ました。フィニギンに食べ物を全部食べられることを恐れたみんなはパニックになり・・。ハロウィン版「石のスープ」のお話でした。シュールな絵がこの本の内容にピッタリでした。それにしても完成したスープ・・まずそう(笑)モンスターたちの口には良いかもしれませんが、人間の口にはあいそうにないですね(笑)★★★★2012/10/25
Natsuki
55
大食いで有名なガイコツのフィニギン。見知らぬ土地で美味しいものを楽しみにやってきたのですが、街は既に警戒レベルMAX。そんなことではくじけないフィニギンが広場で始めたショータイム♪新手の悪徳商法のようにも見えるけど、結果オーライかな?読むタイミングはハロウィンが良さそう。キモカワ絵本Ψ( ̄∇ ̄)Ψ2017/03/16
ネムコ
31
夏らしく怖い話‥‥かと思ったら、なんともほのぼのした話だった。ほのぼのというより、とんちかな? フィニギン、機転を利かせたね。ご馳走はみんなで食べたほうが美味しいよ♪2016/08/06
花林糖
30
(図書館本)「石のスープ」のハロウィン版。石のスープは食べる事は出来るけれど、骨のスープは絶対に無理!具材はゲテモノだけれど絵が可愛いので見ていて楽しいし、フィニギン愛嬌あって可愛い。2016/06/22