内容説明
第26回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品。
著者等紹介
宮崎優[ミヤザキマサル]
1949年、長野県下諏訪に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。小学校の図工教諭を36年つとめ、2010年退職。1974年~78年、自由美術展出品。個展10回、グループ展を数回開催している。2010年『てんのおにまつり』で第26回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞
宮崎俊枝[ミヤザキトシエ]
1953年、東京柳橋に生まれる。染色(長板中形)を修業。1978年、1992年伝統工芸展新作展に入選。2009年「ニッサン童話と絵本グランプリ」佳作入選。2010年『てんのおにまつり』で第26回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
25
理屈抜きで絵本の中で、鬼の祭りがエネルギッシュに展開されています。五七調のリズムを刻む文章が、和太鼓のように響いてきます。ちょっと怖げな絵本ですが、飲み込まれてしまったら、なんだか興奮してきました。 思いきり楽しんでしまいましたが、他に作品が無さそうなのが残念です。2020/12/28
anne@灯れ松明の火
24
新着棚で。カバー袖に、絵本作家 杉田豊さんの評があった。もしかしたら?と、確認したら、やはり、ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品だった。でも、2010年出版。それが新着棚とは、最近、誰かがリクエストしたのかな? タイトル通り、鬼のお祭り。様々な鬼がページいっぱい、動き回り、迫力がある。太鼓の音がリズミカルに響く。にじんだ紙や和紙などをコラージュしているのが面白い。図工教諭だった優さんと染色を修行中の俊枝さんのコラボ作品。多分、ご夫婦。2020/08/10
おはなし会 芽ぶっく
17
たくさんの鬼たちの迫力あるお祭り。くりかえしの「ドンドンドン ドデガデン」が声に出すと楽しい。お祭りなども自粛な年だったので、せめて本の中だけでも楽しくありたいな。第26回日産童話と絵本のグランプリ 絵本部門大賞作品2020/11/27
遠い日
15
鬼の子たちがパワーをもらうのは、豪快でダイナミックなこの世のものではないものたち。鬼祭りのためのエネルギッシュな動き。畏れず、受け止めるのもまた力。コラージュが美しく、影絵のような効果の黒が印象的。2016/07/21
こゆ
8
5歳。タイトル通り、鬼のお祭り。竜やべろべろさんといった怪物たちと祭りを楽しむ子鬼たち。特にこれといったストーリーはなく、小気味の良い繰り返される音と味のある絵で祭りの雰囲気を楽しむ絵本だが、息子には「意味がわからない」とあまり持ってこなかった。面白いというよりは、読んでいる私の方がリズムが心地よい絵本。2019/02/07