内容説明
父母、妻子への最期の言葉。涙なくしては読めない、いわれなき罪を背負わされた英霊たちの想い。封印されてきた118通の遺書を完全初公開。
目次
第1部 チャンギーとBC級戦犯(最後の証言者;田中日淳の終戦;チャンギーへの道;教誨師として死刑囚と向き合う ほか)
第2部 遺書―118人の最期の言葉(昭和二十一年三月十四日 駒井光男/栄島信雄;昭和二十一年三月二十三日 平澤厚/新重俊;昭和二十一年四月六日 原田国市/柳本静一/牛島勝市/佐藤為徳/田澤啓三;昭和二十一年四月二十七日 福栄真平 ほか)
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県生まれ。60年、岩波映画製作所入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として、「大隈塾」塾頭も務める。雑誌『オフレコ!』(アスコム)の責任編集長としても活躍中
田中日淳[タナカニチジュン]
1914年、北海道生まれ。27年に得度受戒。40年、立正大学文学部仏教学科卒業。同年、徴兵により終戦まで軍隊生活を送ることとなる。45年、シンガポールの陸軍第三航空軍司令部で終戦を迎え、46年12月から47年8月までチャンギー刑務所にて日本人BC級戦犯の教誨師を務めた。88年に日蓮宗大本山池上本門寺第81世貫首、95年には第48代日蓮宗管長に就任
堀川惠子[ホリカワケイコ]
1969年、広島県生まれ。広島テレビ放送を経て、現在ドキュメンタリーディレクターの傍ら執筆活動にも取り組む。主な作品に『ニッポンの筆 世界に挑む』(NTV、ギャラクシー選奨・民放連優秀賞)、『チンチン電車と女学生』(NTV、放送文化基金賞・民放連最優秀賞)、『ヒロシマ・戦禍の恋文』(NHK、ATP賞ドキュメンタリー部門優秀賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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横丁の隠居