カルト宗教―性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか

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カルト宗教―性的虐待と児童虐待はなぜ起きるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776203933
  • NDC分類 169
  • Cコード C0011

内容説明

今まで触れられることのなかった恐るべき実態。今、被害者たちの証言で明らかになる!カルト被害者救済の第一人者、紀藤正樹弁護士が日米専門家による第一級資料を初公開。

目次

第1部 「カルト」とは何か―今、私たちが知り、すべきこと(なぜ社会問題と考えるべきなのか;巧妙な操作と恐るべき搾取;カルトの暴走をいかに防ぐか)
第2部 カルト宗教からいかに脱出したか―アメリカからの報告(「彼女はもうこっちのもんだ」;支配と服従―女性の性心理的搾取;カルトの中の母親たち―母子関係にカルトが与える影響;閉鎖的集団におけるセックスと嘘と思考の操作;どこにも行けない―鉄格子のない牢獄の中の人生;聖書の教えに従う穏健な集団から破壊的なカルト集団へ)

著者等紹介

紀藤正樹[キトウマサキ]
弁護士(第二東京弁護士会所属)。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程(憲法専攻)修了。日本弁護士連合会消費者問題対策委員会「ダイヤルQ2部会」「宗教と消費者部会」「電子商取引」部会の委員等を歴任。現在同委員会副委員長(「電子商取引」部会担当)。リンク総合法律事務所所長。全国霊感商法対策弁護士連絡会所属。ほかにインターネット消費者被害対策弁護団団長、近未来通信被害対策弁護団団長、内閣府の消費者教育専門家も務めている。市民の立場から、一般の消費者被害はもちろんのこと、宗教やインターネットにまつわる消費者問題、被害者の人権問題、児童虐待問題などに取り組んでいる

山口貴士[ヤマグチタカシ]
弁護士(東京弁護士会所属)。慶応義塾大学大学院法学研究科前期博士課程(行政法専攻)修了。リンク総合法律事務所所属。東京弁護士会消費者問題対策特別委員会委員。全国霊感商法対策弁護士連絡会所属。日本脱カルト協会理事。カルト被害者の救済のみならず、著作権や名誉毀損、性表現規制などの表現の自由の問題、消費者被害事件の救済などに精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ybhkr

3
ここのところ、カルトの二世やカルトに巻き込まれて虐待され、社会に馴染めない子供の本を読んでいるせいか母親側からの手記が寒々しく思えてしまう。翻訳だしアメリカだからということもあるけれど、自分の苦しみに酔っていて子供がどんなに辛い想いをし、傷ついたかにフォーカスされていない。彼女たちはまだ脱会していなかったり、子供に愛情を持たず虐待を黙認したり推奨している母親に比べれば自分はマシだと思っているんだろうな。確かにそうだろうけど、個人的には受け入れがたい。カルトの被害者はいつも子供だ。2016/04/13

Akio Kudo

1
★★★★★ 余りのカルトの現実に言葉を失う。カルトが原因で起こる虐待とレイプに社会的に共存は有り得ない2022/08/18

mittsko

1
いわゆるカルト問題に長年取り組む編・訳者らによる、信者、女性、児童への虐待を取り上げた一冊 8割方の紙幅は第2部にあてられている そこでは、「国際カルト研究学会」(ICSA)の紀要、特集号「Women under the Influence」に掲載された4本の手記・論考、その特集号の趣旨説明、そして別の事例紹介1本が訳出される 現代北米におけるカルトによる女性虐待・児童虐待のありようを知ることができる 80頁ほどの「第1部」では、日本におけるカルト問題がサーベイされる 資料として手元においておく2011/10/29

しゃむ・しゃむ

0
2000年代に入って初めて児童虐待法ができた日本では、カルトにおける性的搾取については研究が進んでいない。そういうわけで主に海外での論文を取り上げている。オウムでも麻原が信者に手を出していたけど、人を支配するカルトの教祖様は女性信者との不適切な関係も大好きだな。レイプは性欲じゃなくて支配力と言われているけど、これもその亜種なのかな。2019/01/05

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