ぼっぼっぼくらはエジプト探険団

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  • サイズ B6判/ページ数 462p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784776203438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1966年、とびきり無鉄砲な旅がはじまった!

●ホームステイ先には未亡人と娘三人
●えっ! ボクたちスパイなの?
●イスラームの結婚のしきたりって、不思議?!
●アラビア語とエジプト料理、一石二鳥の習得法
●ワニまでミイラにしてしまうとは!
●クルナ村の「アヤシイ」人たち
●憧れの王家の谷、ツタンカーメンの墓で
●エジプト娘の涙の引き留めで、あわや
――ほか、笑いと感動のエピソードが満載のドタバタ冒険記!

★テリー伊藤氏、大絶賛!
「抱腹絶倒、そして、感動!これは日本の“インディ・ジョーンズ”だ!!」

【著者紹介】
吉村 作治(よしむら・さくじ)
早稲田大学客員教授(工学博士)。1943年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。カイロ大学考古学研究所留学。10歳の時にハワード・カーター著『ツタンカーメン王の秘密』を読んで古代エジプトに興味を持つ。早稲田大学入学後の1966年にはアジアで初めてのエジプト調査隊を組織し、現地にて調査。以来現在まで、約40年にわたってエジプトで発掘調査・研究を続けている。マルカタ南・魚の丘遺跡彩色階段、ピラミッド建造法解明の鍵となる世界最古級の大型石造建造物ほか、数々の発見により国際的評価を得ている。本書は、1966年の調査の体験を、青春小説としてまとめたもの。
著書に、「ミイラ発見!!―私のエジプト発掘物語」(アケト)、「古代エジプトを知る事典」(東京堂出版)ほか多数がある。エジプト好きの方々のWeb上の会員組織「エジプト倶楽部」を主宰している。

【目次】

第1章 コバルトブルーの空の下
「アホ」「死ね」「野蛮」でブチキレた!
ホームステイ先には未亡人と娘三人 
僕たちの前途は月明かりに照らされて 
日本大使館はどこだ? 
通関手続きで調査機材が大ピンチ! 

第2章 言葉が通じなきゃ身体で示せ!
イスラームの結婚のしきたりって、不思議!? 
日本から荷物は到着したけれど
断食月に宗教と日常生活について考察したのだ
アラビア語とエジプト料理、一石二鳥の勉強法 
調査旅行の最適案内人、現る

第3章 ピラミッドだよ、全員集合!
クレオパトラはエジプト人なのか? 
ああ、憧れのアレキサンドリア 
早大エジプト研究会の発足秘話 
おでんを食べてエジプトへ行こう!
一夫多妻はアッラーの高邁な指示なのだ 

第4章 いざ南へ、遺跡の宝庫へ!
えっ! 俺たちスパイなの!?
オアシスの町ファイユームへ
カラニス――負けを覚悟で、が日本男児だ! 
ファイユームの学校で日本について講義した 
中部エジプトの中心地ミニヤに到着 
ベニ・ハッサンの岩窟墳墓に閉じこめられた!
知恵の神「トト神」の聖地へ 

第5章 インシャラー(神の思し召しのままに)
アテン神(太陽神)の都テル・アル=アマルナへ 
リベンジ・トゥ・ジ・アマルナ
一神教と多神教の戦いの舞台、アマルナ 
エジプト人って、いい人なんだあ!
 アシュート大学で先王朝時代について受講する 
先王朝時代の墳墓群、バダリ村めざして 

第6章 冥界を支配する神の聖地で
上エジプトの聖地アビドスへ 
長年の夢「王名表の確認」が実現した 
すごーい、宿の女主人は大学の教授以上! 
クレオパトラの神殿で抱いた大いなる疑問 

第7章 本命地ルクソールの調査だぜ!
ルクソールってエジプトじゃないみたい! 
クルナ村の「アヤシイ」人たち 
クルナは何千という墓だらけの村なのだ 
憧れの王家の谷、ツタンカーメンの墓で 

第8章 ついに再奥の地、アスワンへ
ワニまでミイラにしてしまうとは!
アスワン・ハイダムは「現代のピラミッド」だ! 
再奥の遺跡、アブ・シンベル大神殿 
遺跡は水没予定地から引っ越しの真っ最中だった 
第9章 さよならエジプト
再びカイロへ、帰り道は超特急…のはずが 
報告会は地中海風スキヤキ鍋で 
エジプト娘の涙の引き留めで、あわや 

あとがき

内容説明

1966年、とびきり無鉄砲な旅がはじまった!ホームステイ先には未亡人と娘三人。えっ!ボクたちスパイなの?!イスラームの結婚のしきたりって、不思議?!アラビア語とエジプト料理、一石二鳥の習得法。ワニまでミイラにしてしまうとは!クルナ村の「アヤシイ」人たち。憧れの王家の谷、ツタンカーメンの墓で。エジプト娘の涙の引き留めで、あわや―ほか、笑いと感動のエピソードが満載のドタバタ冒険記。

著者等紹介

吉村作治[ヨシムラサクジ]
早稲田大学客員教授(工学博士)。1943年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。カイロ大学考古学研究所留学。10歳の時にハワード・カーター著『ツタンカーメン王の秘密』を読んで古代エジプトに興味を持つ。早稲田大学入学後の1966年にはアジアで初めてのエジプト調査隊を組織し、現地にて調査。以来現在まで、約40年にわたってエジプトで発掘調査・研究を続けている。マルカタ南・魚の丘遺跡彩色階段、ピラミッド建造法解明の鍵となる世界最古級の大型石造建造物ほか、数々の発見により国際的評価を得ている。また、エジプト好きの方々のWeb上の会員組織「エジプト倶楽部」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

莉野

1
大学のコンパでの「エジプトへ行く」の一言でこの話は始まる。喫茶店に集まり、エジプト講習を設け、資金繰りを考え考え、タンカーに連絡したり、廃品回収をしたりした果てにエジプト学樹立のための学術渡航が達成した。メンバーは5人。エジプトの異文化の中を戸惑い、驚き、呆れながらも、思いがけない人情に触れたりして話は進んでいく。個人の最終的な目的は微妙に違えど、なんとか力を合わせて生活していく様は個人的に切なく、心が踊る。2010/02/12

takashi

0
この探検団がなければいまの日本のエジプト考古学はなかったであろう始まりの書ですね。サクッと読めました 2020/12/26

ryo

0
②青春2020/02/11

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