内容説明
ビジネスのスピードは加速度的に速まり、数カ月であっという間に状況が変わる時代になった。大衆の興味と合致し、いきなりのメガヒットが生まれたと思えば、数ヵ月後にはその存在すら忘れられる。商品・製品だけにとどまらず、個人を取り巻く環境ですら1・2年先にはどうなっているか分からない。だからこそ、スピード感のある意思決定が必要なのだ。しかし、先を見とおし、必要以上の不確定要素まで検討材料にふくめれば、頭も目的も混乱し、スピードが鈍ってしまう。適切で早急な意思決定を下すには、目的をクリアにし、かつ構造をシンプルにすることが重要。成功に導くロジカルな“意思決定力”を20の設問で体得する。
目次
第1章 意思決定する内容をクリアにする(そもそもの目的がクリアでない意思決定は、しないほうがマシだ;意思決定する内容の構造を明らかにすることがスタート地点;不確定要素と意思決定する内容をしっかりと切り離して考える ほか)
第2章 「ロジック」を駆使して意思決定する(オプション比較でクリアな意思決定をする;不確定要素(リスク)の性質を理解しておく
意思決定ツリーで、次の一手まで見とおしておく ほか)
第3章 「無意識のワナ」による、誤った意思決定を避ける(視点が変わると評価はがらりと変わる;慣れは怖いものだ;最初と最後の印象は強い ほか)
著者等紹介
斎藤広達[サイトウコウタツ]
1968年東京生まれ。慶應義塾大学を卒業後、エッソ石油(現エクソンモービルマーケティング)に入社し、主にマーケティング関連の業務に従事。シカゴ大学経営大学院修士(MBA)取得後、ボストン・コンサルティング・グループ、シティバンク、ローランド・ベルガーを経て、現在はゴマ・ホールディングス取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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