内容説明
トラブルや課題が生じないビジネスなどない。日々の業務のなかで、個人としての業務効率を上げることも重要だが、組織として現状を分析し、戦略を考え、迅速に決断を下すには、経験だけでは太刀打ちできない判断力が必要になる。業務改善策やトラブルシューティングですら、選択を間違えればビジネスの結果を大きく変えてしまうのだ。本書はケーススタディをとおして、コンサルティング力を鍛え、実務で生かせる思考パターンを実践的に学べるように例題と選択肢で解説している。
目次
第1章 思考法、意思決定(新規事業の成否はフタを開けてみなければ分からない。進出か撤退か。何を拠り所にすべき?;顧客の信用を失う大失態が明るみに! 今後の“体質改善”も含め、どう対応すべきか? ほか)
第2章 ビジネス戦略(そこそこ健闘の主力商品、新商品や別業態開発に取り組まずとも目先を変える方法はある?;自信を持っている商品・サービスなのに、ダンピング競争に巻き込まれそう。値下げで対抗か、別の手を講じるか? ほか)
第3章 部下・人材管理(人員整理で同僚課長が減少。なのに部下が倍増で仕事は急増! 現状を打破するには?;会議やミーティングがムダな時間の筆頭に!? 退屈な時間ナンバー1を有意義な場にするには? ほか)
第4章 キャリアアップ(幸運にも(!?)複数のヘッドハンターから転職の誘いが! 現社への残留も含め、どう考えるか?
社内公募で希望部署に行ける可能性が! 後腐れなくキャリアアップするための準備とは? ほか)
第5章 自己実現(転職市場から幹部候補が大量入社!? 自己ブランド化に必要なプロセスとは?;今は業界最大手だが安泰の保証はない。キャリアのリスクヘッジをどうすべきか?)
著者等紹介
斎藤広達[サイトウコウタツ]
1968年東京生まれ。慶應義塾大学を卒業後、エッソ石油(現エクソンモービルマーケティング)に入社し、主にマーケティング関連の業務に従事。シカゴ大学経営大学院修士(MBA)取得後、ボストン・コンサルティング・グループ、シティバンク、ローランド・ベルガーを経て、現在はゴマ・ホールディングス、取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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