ゴジラと御真影―サブカルチャーから見た近現代史

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784775514856
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0031

内容説明

あの国民的女優とテロリスト少年の意外な関係、ゴジラ映画に登場する昭和天皇、ドラエモンは動く原発だった、アニメ、マンガ、特撮、ロック…サブカルに隠された意外な真実。

目次

第1章 ヤマトと大和の間に―オタク的戦争論(「ヤマト」と大和;慰安婦歌謡は、おフランスの香り ほか)
第2章 ゴジラと御真影―ブラウン管に隠された戦後史(原爆がイカしていた時代;差別用語をあなたに ほか)
第3章 こまった隣人たち―東アジアの無礼者(朝鮮進駐軍と敗戦国民;中国は十三億人の『羅生門』 ほか)
第4章 ライク・ア・ローリング・ストーンズ―「らしさ」は果たして悪者か(格闘技の聖地としての靖国神社;ストーンがロックして苔のむすまで ほか)
第5章 エッセ・オモーこの人を見よ―異色日本人列伝(「EUの生みの親」の生みの親、カレルギー光子の生涯貴婦人;満洲ダンディ・映画人甘粕正彦 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

53
「サブカルチャーから見た近現代史」という副題通りの本である。ただ、特徴的なのは著者が反中反韓の右寄りの思想の持ち主であるという点。しかしこの点は読み進める上であまり問題もない。私だって愛国心はあるのだ。扱うサブカルチャーはアニメ、映画、特撮、オペラ、ロック等。今時のサブカルでなく、私の一回り上の世代のオタクの方だろう。博識である。これらに絡む歴史の影を繙いていて楽しく読了。印象的なのは、戦後の広島の人や第三国人と言われた人達のたくましさ、そして甘粕正彦の意外な清廉さ、山口二矢と吉永小百合の対比評伝。2017/09/07

shamrock

14
サブカルチャーと政治のかかわりと言うか、まあいろんな隠れた歴史が面白かった。特に大山倍達のあたりにはショックを感じたなあ。が、一番ショックだったのは、誤字脱字誤植の異常なまでの多さ。こんな本、今まで見たことないよ。これ、校正してないよ、絶対。2015/04/15

ひろつそ

1
なかなか興味深い話しで読み応えがあつた。それにしても鳩山一郎は戦後混乱期、朝鮮人に襲われて瀕死の重傷を負つてゐたのか。そんな事実があつても息子は総理大臣なつた時に韓国に対して、あの甘い態度?なんとも奇妙なもんだ。2013/06/02

酉井舎

1
撃論ムックを読んでいた頃に紹介されていた一冊。サブカルチャーと近現代史を絡めさせた内容は、どちらか一方しか興味がなくとも、「考えさせる」一冊に仕上げられている。個人的には、「ノンマルトの使者」「原子時代」の箇所が興味深く読めた。2012/10/21

小林ミノリ

0
タイトルがすべてを物語っていますが、とくにプロパガンダと某ネズミ国のくだりにざわざわしました。

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